2020.08.11 可愛い尻尾

ポコが体調を崩してから・・・
いやもっと前からだったか、ポコの尻尾が上がらなくなった。
何時も尻尾を引きずって家の中を歩いていました。

きっと何処か体調が悪いのか、気持ちがすぐれないのか。。。。
と思っていました。
けれど暗がりに入る事はないので、取り敢えず見守っていました。

所がポコが体調を崩して・・・
今までの状態で生活している事が困難になりました。
色が細くなって、置き餌をしたい。
オシッコが間に合わず、カーペットの上でしてしまう。。。

そんな事が何度か繰り返し、やっぱりポコ専用のスペースが必要と思う様になりました。
かと言って、狭いケージに入れておくにはストレスが掛かる。

そんな折、家の中で仕切れる場所。
我が家は対面キッチンになっている為、 リビングとキッチン台の境は壁と1.2mほど
そこにお水のペットボトルの箱を横3列に並べると仕切れる事を発見。

じゃ〜、キッチンと脱衣所スペースをポコの居場所にしようとポコが安心して生活できるスペースを作りました。
どこでオシッコをしても大丈夫な様に、タイルカーペットの上にトイレシートを敷きました。
2畳ほどのポコのスペースが出来ました。

ぶなぴーは箱を置いただけでは飛び越えてしまう為、高さは箱2段。
ぶなぴーのず〜〜〜〜〜〜〜っと後ろの壁にエアコンが付いています。

これだったら起き餌をしてもぶなぴーに食べられない。
この通路はエアコンの風が一直線に流れてくるから、寒くない様に反対側へ移動(脱衣所)すれば
冷たい風は直接当たらず、快適に過ごせるかな。。。
と。

まだポコの足取りがしっかりしている頃は、この通路から私の布団の方へ行かれる様に、ポコが他の場所へ逸れてしまわない様に、ペットボトルの箱でノコノコロードを作りました。
そして私が家にいる時は、ポコの動きを見守りながらリビングの方で歩いていました。

不思議な事に、体調を崩してからのポコの尻尾は上がっている事が多かったです。
それは立って歩ける間は、ずっと続きました。

発作を頻繁に起こす様になって・・・
刺激を減らす様に言われ、外へも出る機会が減りました。
・・・すると、今度は刺激がない生活で認知症が進みました。

今思えば、発作を繰り返しても、今まで通り外へ出してポコにとってのストレス発散場所も必要だったと思っています。なんでも過ぎてみないと分からない事がたくさんありました。

認知症になって徘徊はありましたが、夜泣きをする事は一度もありませんでした。
認知症になっても色々な事は覚えていましたね。

そして耳も遠くなって私の声も届かない。。。
けれどふと思い出した骨伝導。
この事でポコとのコミニュケーションは格段に増えました。

仕事から帰るとポコの頭に顔をつけて「ポコ、ただいま」と話しかけると
昔の様に、「どこへ行っていたのよ!」と怒る様に鳴きました。

耳が聞こるだけで、ちゃんと意思疎通が取れる事もわかりました。
もっとこの事が早くわかっていれば、ポコの認知症も発症を遅らせる事ができたかもしれません。
やっぱり音のない世界でいると、刺激がなくなり認知になるのは人間と一緒です。

今思うと、もっと色々な事を事前に調べておけば良かったと思う事がたくさんあります。その時は気がつかなくても、後になってから〇〇だった。という事がたくさんありました。

明朝、病院へ電話して先生にお礼を言いに行ってこようと思います。
先生とのご縁はペコがリンパ腫になって転院した2016年11月から。
病院へ通った回数だけ、先生とお話しする機会がたくさんあり、色々なことを教えて頂きました。
明日、率直にポコの死因について伺ってこようと思います。

慢性腎不全と言う病気は、底なし沼の様です。
どんな病気もこれが良いと言う事はありません。
リンパ腫と闘っている時も癌という病気は怖い病気だと実感したし。。。

最初はただ可愛いから、一緒にいると楽しいからと思うだけのペットでした。
けれど一緒に生活する時間が長くなり、ただのペットではなくそれは家族でした。
人間の子供の様に言葉を喋らないから、こちらでよく観察して気がついてあげる事から病気の治療は始まります。

飼い主は賢くなる事。色々な所にアンテナを張って情報を得る事はとても大切な事です。ポコは3年4ヶ月と言う長い間、慢性腎不全と共存しながら本当によく頑張ってくれました。それは、きっと昔より情報がたくさんある事、その情報を入手しやすい事。

病院の先生は、治療をお願いするだけではなく、きちんと薬の説明、病気の説明、治療方法などの説明をして頂き、納得した状態で治療や経過観察したいですね。

話は飛びましたが。。。
ポコは、病気が進行してから毛が長い事で色々な所に支障が出てきました。
毛が絡まり毛玉になる。汚れたところがベトベトになるなど。。。

そんな折、少し短くしてお手入れしやすい様にしました。
耳の毛を短くカットして、トップもバリカンでお顔が見える様にしました。
けれど最後までカットしなかったのが尻尾の毛です。

ポコが亡くなってから、ポコの形見に尻尾の毛を5cmほど切りました。
ブラックとシルバーの毛色が混じったポコ の形見。。。
今日、遺影の前に置いてあったポコの毛を小さいケースに入れようと手に持ちました。

・・・ポコの感触。ポコの匂い。
そうだった、ポコの匂いがする!
何ヶ月か経てば、きっと毛色も匂いも亡くなってしまうかもしれないけれど、今はポコを思いだせるこの尻尾の毛がとても愛おしかったです。
可愛い尻尾。

遺骨の一部をペンダントなどにする方もいらっしゃいますが、なんか体の一部だけ別の場所にあるのは可愛そうな気がして・・・。
尻尾の毛をカットしておいて良かったと思いました。

ポコちゃん、明日先生に会ってくるね。。。
あの日、ポコちゃんに何が起こったのか?!
きっとこの答えを聞かないと、私の中で浄化できない。。。。

ポコちゃんの姿は見えなくなっても
何時もポコは私の中にいる。。。
大好きだよ。
ありがとね!

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