2021.06.19 誰のために

なぜ、この表題になったのか?!
いつも拝見しているシワ神先生のブログ:終末医療は誰の為に?!

犬猫の終末期医療は誰のための医療なのか

この大きな問題にいつも葛藤していた自分がいます。
それは、このブログを書くきっかけとなったペコの悪性リンパ腫でした。

ペコは、2016年10月、シャンプーした時に鼠蹊部の腫れに気がつきました。
当時通院していた病院へ翌日行きました。

中略

その病院では癌の治療はしないとの事で大学病院を紹介されました。
大学病院の診察まで1ヶ月待ち。その間、ステロイドを処方されステロイドの服用により肝臓が悪化し、静脈点滴・・・

1ヶ月後、大学病院へ行った時、ステロイドの影響が残っており検査が出来ず、一週間後再検査。
その時もまだステロイドの影響が残っており症状が出てから再検査との事。
結局、紹介された大学病院でもきちんとした検査が出来ませんでした。

不安になり、今通っている腫瘍認定医の先生がいらっしゃる今の病院へ転院しました。

初診からわずか一週間ほどで病状が急変し、危篤状態に・・・
輸血が必要な状態になり大学病院に入院しました。

中略

結局の所、癌の治療の選択肢は、抗がん剤治療以外は無くなりました。

そこからが葛藤の日々の始まりです。
抗がん剤の副作用で膵炎になり生死を彷徨い、抗がん剤の副作用から免疫力がなくなり
緑内障+角膜潰瘍が治らず、眼球炎になり失明。。。

シワ先生のブログの様に誰の為の治療なんだろう?
飼い主の自己満足の為にペコに辛い思いをさせていないか?!
ペコが亡くなるまでその葛藤は続きました。

あの時の想いは、ポコに引き継がれました。
ポコの病状が悪化し大嫌いな病院での静脈点滴の勧め
結局、私の判断でポコが嫌がる病院での長時間の静脈点滴を断り自宅で皮下点滴で看る事に。

あの時は、自分の為の治療じゃない
ポコが嫌がる事は止めよう!
ただその事だけを考えました。

今度は、その事でまた葛藤が生まれました。
この子供達には、選択権はありません。

飼い主がどうするか?
どうしたいのかしかないのです。

私は、飼い主の為の治療でも良いと思っています。
たとえ、1分1秒でも一緒にいたいと思う気持ちを優先しても。
なんでも経験しながら自分の考え方が確立していくと思うから。

私は、ペコの時に葛藤した想いはポコにはしたくなかった。
ポコは3年5ヶ月の間、毎月病院へ行き、血液検査を続けて来ました。
それは、本当に嫌だったんだと思う。

だから、最後はもう血液検査はしませんでした。
こんな状態で血液検査をして状態を把握したいのは、先生と飼い主だけ
当の患者は、そんな事はしたくないはず。

だから、ポコには強制給仕もしませんでした。
ペコの時は、ただ必死で生きて欲しいから嫌がる強制給仕をして延命しました。
心の中で、申し訳ないと思いながら・・・

ポコが食べなくなった時、心の片隅に、強制給仕という言葉は確かに浮かびました。
けれど、ポコはシリンジを怖がる
嫌がる事をすれば、もっと食欲は失せ、信頼を築き上げてきた私との関係も壊れる。

強制給仕をしないと言う選択
その事にまた、私の葛藤が生まれました。
最後の最後まで答えはどこにもない。

誰中心の治療をするのか
誰の為の医療なのか

ペコの時の経験をポコには少しは実践できたかな?!
ただ自己満足でしかない。。。

ぶなぴーには、
乃音には・・・

まだその時になってみないとどうなるのかは予測できないけれど
長年一緒に暮らして来た家族が重病になった時どうしたいのか
これからも葛藤しながら答えを見つけていくのだと思います。

人間の様に言葉を喋らないから文句も言えない。
いつもポコに問いかけた事

ポコ、どうしたい?
ポコ、何をして欲しい?
ポコ、大好きだよ!

どんなに長生きしても
どんなに一緒にいても

もうこれでよかったんだと思う事は中々難しい。。。
可愛い家族を迎えた時から永遠の別れが来る事は確かだ。

それまでの束の間の時間を楽しい思い出と幸せな時間を一緒に過ごしたい。
そんな風に思っています。

今朝、乃音をブラッシングしていると初ヒートに気がつきました。

乃音8ヶ月3日、今まで飼った子の中で一番遅かった様な気がします。
しばらくの間、散歩に気を付けたいと思います。

今日も元気いっぱい
ありがとう!

アメブロより転記

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