2020.12.18 心の支え

今までにも色々な事があったけれど、ポコを失った事は今までに一番心のダメージが強く感じました。
先代犬を見送った時も同じ事を思ったけれど、今振り返ると・・・
まだ自分が若いという救いがあったり、大学生だった子供達が一緒に生活していたこともあり、気が紛れることも多かった気がします。

あの時も酷いペットロスになり、中々立ち直れず・・・。
息子の一言「また飼えば!」で救われた気持ちになれました。
そして迎えたのがペコポコ達でした。

いつの間にか子供達は巣立って行き、二人と2匹の生活になりました。
家を建て替えペコポコ達も転居先の小さな家に一緒に移り、また数ヶ月後新居に引っ越ししました。
転居後すぐ、新築の床に犬の爪の傷だらけ・・・
けれど犬だから仕方ない!
元気だった2匹は、広くなったリビングを追いかけっこをして走りまわりました。
懐かしい思い出です。

新居建築中に父が倒れ・・・。
10日間ほど生死を彷徨い、重症肺炎から復活してくれました。
病院のベッドから「新居を見に行きたい!」と何時も話していました。
元気になったら泊まりにきてね!
そんな言葉を支えに頑張ってくれました。

けれど体力の低下から自力での生活が難しくなり、母の待っている自宅へは戻る事ができず介護施設へ。
何度となく一時外出や外泊をもらい我が家で一緒に過ごしました。
その一年半後、体調を崩し帰らぬ人に。。。

父を見送り、胆管癌の術後の母を支えながらも、我が家には元気なペコポコが居てくれたから看病に専念する事ができました。父の告別式の日からちょうど丸3年後に母が他界。
まるで父が母を迎えに来たかのような出来事でした。

当時もまだ元気だったペコポコは、その愛らしい仕草で私を癒してくれました。
この子達の為に頑張ろう! そうした想いが原動力でした。

そして3年後にペコが悪性リンパ腫で他界。。。
翌月ポコの慢性腎不全の発覚。。。
3年毎に立て続けに見送りをした後にポコが病気になりました。
きっとこの子は、私の気を自分に向ける為に病気になったのか。。。。
今度は一心にポコの病状が進行しない為の戦いが始まりました。

一人ずつ見送る度、落ち込む私を見て来たポコ
そして最後まで私を支えてくれたポコ、きっとそんな事もありポコを失った事は今まで以上に辛かったのだと思いました。もう心の支えがなくなり、心のやり場がなくなりました。。。。

頑張る原動力を失った心は、何をしても興味が湧かない。。。
食欲もなくなるし、体調不良になりました。
きっと動物を飼った事のない人には分からない、喪失感です!

私が人一倍犬ばかなのも分かっているし、たかが犬1匹で何いってるの?!
なんて言う人もいるでしょう。
でも私にとっての犬は、ペットじゃなくて家族なんです!
それも心の支えだった子供達です。我が子を失ったのと同じ心境は理解してもらえないのかも・・・

もうポコが最後の子供だと思っていました。
ぶなぴーを見送ったら我が家にはもう誰もいなくなります。。。
自分達の年齢や経済状況を考えたら、もう最後の子だと思いました。

1ヶ月経ち、2ヶ月経ち、3ヶ月経ち・・・
心の置き場がない状況に居た堪れない・・・・
もしぶなぴーもいなくなってしまったら・・・

そんな思いが強くなり、どうしてもまた一緒に生活したいと強く思い始めました。
探し始めた時、声を掛けさせて頂いた子が一足違いで家族が決まってしまいました。

フォーンの子を探している時にお声掛け下さったのがブリダーの浅谷さんでした。
すぐ、まだ未掲載だった子に会いに行きました。
また素敵なご縁を頂いて、気持ちが少し前に向ける機会を得ました。

ポコを失った悲しみには変わりないけれど、またこの子の為に頑張ろうと思えるようになりました。
乃音という名前は、自然に頭に浮かんできました。
最初は「のん」とだけ・・・

けれど色々調べているうちに、乃音と言う文字が可愛くて、初めて漢字の名前をつけました。
のん、のんのん、乃音ちゃん、きっとそんな呼び方をするのでしょう。

最初に乃音に出会ったから1ヶ月以上が過ぎました。
待ち遠しい気もち、愛おしい気持ち、待っている間に色々な思いが交差しました。
きっとポコも認めてくれるよね。。。

乃音を迎える事が決まって、また頑張ろうと思えるようになりました。
この子供達は私の心の支えてあり、生きるための原動力です。
頑張ろう!

あと2日、迎えに行くからね。
巡り合えた事に感謝!
また素敵なご縁を頂けた事に感謝!
またありがとうの日々が始まります!

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