2020.08.21 発作にも種類が

ポコが亡くなって2週間・・・
ポコと病院へ通ったのは、金曜日が多かったね。。。
いつも病院の日はお休みを頂いて通院が多かったです。

日曜日の診察もありましたが、先生が忙しいので、何か伺うのも申し訳なくて。。。
なるべく平日の午前か午後の最後の時間で予約を取っていました。

ポコが最初に発作を起こしたのは、2019年1月でした。
その後続けて2回の発作がありました。

すぐ病院で検査をして

村上先生
村上先生

今回の発作について、原因と思われる事
1.脳の萎縮・病気・・・MRI
2.肝臓・腎臓・赤血球等・・・全血液検査
3.不整脈・心臓の状態・・・心電図・エコー

この2と3は、この病院での検査が出来ますが、MRIについては、
検査機器がある病院をご紹介すると言う事になります。

との話がありました。
また、カルシウム値が高くても発作を起こすとの事で、経過観察しながら何度か検査を繰り返しましたが、
正常値内になったので、腎臓由来の発作ではないだろうとの事になりました。

発作を起こす原因は色々あっても、犬の場合はMRIで検査をして原因を特定する事は少ないのかもしれません。
たぶんポコの場合は、最初の頃の発作と、体調を崩してから起こす発作の原因は別だったのではと思っています。

発作は、脳神経回路のショートが原因とされていますが、てんかんの場合には個体差により違いはありますが、犬のてんかんの場合は、寝入るとき、寝ているとき、寝起き時に多いとされています。

また太陽の日差しや光などで起こる場合も・・・

ポコの場合、最初の発作は寝起きでしたが、そのあとに起きた発作も寝起きばかりでした。
所が、体調を崩しからの発作は、運動性の発作。
これは急に歩く速度が速くなり起こる事が多かったです。

もう一つは、ストレスから起こる発作です。
筋力が落ちてからは足が滑る様になり、その事がストレスとなり発作を誘引する事がありました。

そして最後は、腎性発作でした。
慢性腎不全末期になると、腎機能が低下して老廃物を体外に排出出来なくなります。
その事によりBUNやクレアチニンが高くなって行きます。

クレアチニンは、筋肉の少ない子は実際の状態より低い数値が出る場合がありますが、これは筋肉に含まれるたんぱく質の一種で筋肉を動かすエネルギーとして使った後の老廃物。

BUN(尿素窒素)は、体内でエネルギーとして使ったたんぱく質が分解されるときにできる老廃物です。

腎不全になると、このクレアチニンとBUNが上がります。
尿毒症は、急にここからが尿毒症になると言う訳ではなく、クレアチニンやBUNが高値になると徐々に現れてきます。

特に私の経験上、クレアチニンが「5」を超えると、食欲不振が急激に進みます。
食欲不振・吐き気は、尿毒症の症状の一部です。

腎機能の低下により老廃物が排出出来なくなると、体内に蓄積され尿毒症性脳症になる事があるそうです。脳症はてんかんの発作と同じで脳神経が尿毒症で機能しなくなり発作を起こす様に・・・。

ポコが亡くなる2日前に痙攣しているのは、この腎性発作(腎臓由来の痙攣)だとの事でした。

そして体調を崩してからの4ヶ月の間に60回以上の発作を繰り返す事により、脳が損傷。。。
亡くなる4〜5日前には、歩いていると急に頭を床に落として動けなくなる異常が起きました。
脳神経が損傷する事により色々な事が起こりました。

たぶん慢性腎不全末期で発作を起こす場合は、この尿毒症性脳症の発作かもしれません。
先代犬の時も亡くなる4日前位から、痙攣を起こしていました。

てんかんの場合は、犬の場合は100頭に1頭(1%)と言われていますが、純血腫の場合は、50頭に1頭と出ていました。
高齢になってからの発症が多いですが、できれば投薬して発作の回数を減らす事が望ましいと思いました。
実はポコも抗てんかん薬を飲みました。
しかし抗てんかん薬は、神経を麻痺させる(落ち着かせる)薬でもある為、副作用でふらふらになり歩けなくなったり、食欲不振になったりします。
ポコは、食欲不振が強く出てしまい、体調を崩して食欲が無くなっている所に発車をかける様に、全く食べなくなってしまいました。

てんかん薬の投薬か食欲の回復の選択をしなければならず・・・
私は投薬を断念しました。

発作と言ってもその時により原因が違うと言う事をポコの闘病を通して学びました。
みんな元気で長生きして欲しいです!!

ポコが教えてくれた事を無駄にしない様に、頑張って行かないとね。
いつも一緒にいてくれたポコ
ありがとね!!

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