2020.07.31 通院

以前ポコを連れて病院へ行ったのは、膣炎になった時でした。
・・・1ヶ月くらい前だったかな?!
最後に血液検査をした時だったので6月15日でした。

あれから1ヶ月半も経ったんですね。。。
あの頃はまだ体重もあったし、元気度はありましたが、今はほとんど下限です。

今朝もご飯を食べず、お薬を飲ませる時に一緒にあげるヨーグルトをやっと2〜3gゴックンしてくれました。
食べ物を側へ寄せると生唾を飲む様な仕草をするので、吐き気が酷くなっている様です。

動物は嘘は付かないから、体も怠そうだし、吐き気もあるので辛そうです。。。

今日、ポコを連れて病院へ行ってきました。
ポコは緊張して車に乗っている間、ずっと立ったまま落ち着かない状態でした。
駐車場へついてからも診察まで時間が掛かると、体力が・・・
と思っていたら5分ほどで呼んで頂けました。

まずここ数日の右眼の様子を先生に話しました。
充血している事、眼球が硬い事、目が乾いている事

先生からは、もし出来る様だったら血液検査をしてから考えましょう。
との事で、私がポコを抱き腕を介助の方に固定してもらい、やっと採血できました。
結果は、下記の状態でした。

3週間続けて増血剤を投与して赤血球は増えました。
RETIC 網赤血球数 46.5 → 222.7
増血剤(エリスロポエチン)の効果があり、貧血は解消されました。
先生の判断で、来週もう1回増血剤を投与して終わりにしましょう。
との事。

ただここ数日食べていない為、栄養状態が悪くなりました。
ALBアルブミン 2.9 → 2.3 (正常値 2.2~3.9)
この数値が下がると栄養失調で腹水が溜まるとの事。
ほぼ下限なので、何か食べてくれるといいのですが。

腎臓の状態は、こちらから↓

血液検査 年度別[ポコ]
腎不全になってからの血液検査データーです。現状維持を長い間継続して、良く頑張りました。

6/15 と比べると
BUN :食べていないので下がってます。
クレアチニン:痩せて筋肉量が減っても数値が上がっているので、あまり良い状態では無い。
リン:これも同じく食べていない状態でも上がっている為、悪化の判断

血液検査の結果は、予想していたので
まぁ〜、こんなもんか仕方ない。。。 と思いました。

そしてポコの眼の状態
問診と見た目では、たぶん緑内障との判断
できれば眼圧を測り正確な状態を知りたいとの事で、ポコに頑張ってもらいました。

村上先生
村上先生

眼圧 左眼:15 / 右眼:70
緑内障で間違いないですね。

眼の中には水が流れており、何らかの原因でその水が抜けなくなり圧力が高まった結果、充血が起こり緑内障になったのだと思います。

この状態で2〜3日経過していると言う事から慢性緑内障だと思います。

もう一つ気になる事は、眼が乾いている事です。
眼が乾くと眼球(角膜)に傷が付き易くなり炎症を起こします。
眼球に傷がないかを確認しましょう。

との事で、緑色の試薬を点眼して右眼の傷の確認をしました。
すると・・・、小さく2箇所の傷がありました。

村上先生
村上先生

これだけの眼圧があると痛みがあります。
まずは傷みを取ってあげる事ですが、一般的には痛み止めでバファリンを処方します。
しかしバファリンは腎臓にダメージが出る為、少々高いですが痛み止めのパッチが良いと思います。

後は眼球の渇きが気になります。
点眼薬はもちろんですが、なるべく眼の渇きを防ぐを言う事でコンタクトがあります。
このコンタクトも少々価格が高いのですが・・・。

このコンタクトは動物用で、取れなければずっとそのままで大丈夫です。
コンタクトに青の印がついているので装着しているか取れてしまったかがすぐに分かります。

そんなお話を頂き、まず痛み止めのパッチを貼りました。
そしてコンタクトを装着して頂きました。
ちょうど良い大きさが病院になく・・・
大型犬用を入れてみたら、ペキニーズは眼が大きいのでちょうど良かったです。

そして先生に緑内障の最初の症状を伺いました。

村上先生
村上先生

緑内障の初期は、眼の充血です。
しかしこの段階で気付く事はまず難しいです。

緑内障で眼が充血して1日だったら、急性緑内障で治療ができますが、それ以降は元へ戻る事はなく慢性緑内障との判断です。

緑内障の治療として目薬を出しますので、朝晩2回の点眼をして下さい。
それと眼の渇きを保護する為にヒアルロン酸入りの目薬を何回でも、
多ければ多いほど良いので付けてください。

との事でした。
そして「ベトラタン」と言う緑内障の点眼薬が処方されました。
調べてみると、2018年に犬用緑内障・高眼圧症治療剤として発売されたとの事。

ペコの時は、アゾルガ配合懸濁性点眼液でしたが、日進月歩なのでしょうね。

「ベトラタンR」はラタノプロスト※1 を有効成分とする、国内唯一の犬の緑内障※2 治療剤で す。本剤は 1mL 中にラタノプロストとして 50μg を含有し、1 回 1 滴を 1 日 2 回(朝夕)点眼 することにより眼圧を有意に下降させます。

千寿製薬のHPより

今日は、眼圧を早く下げる為に3回点眼との事で、帰宅後・夕食時・就寝前に付けました。
ペコの時に使っていたヒアレインミニ点眼液が残っていました。
この方が保湿効果があるので、先にそれを使ってからヒアルロン酸の点眼薬が良いとのアドバイスをいただきました。
今日はベトラタンをつけた後、少し時間をずらして保湿用の点眼薬を何度も付けました。

昨日から頭を振る動作をしていたのは、やはり痛みがあったからだと思いました。
今まであんな頭の振り方をした事がなかったから、とても気になっていたので納得です。

今日の通院は盛り沢山で、
増血剤を皮下点滴に入れてもらい、病院で点滴してきました。
今日通院しなければ、主人が半休で帰宅予定でしたが、主人の半休も取得日数に制限があり、そろそろ終わりそうとの事。
少しでも主人の半休を先延ばしにする為、先生に皮下点滴をしてもらって来ました。

最後にもう一つ先生からの提案

村上先生
村上先生

今ポコちゃんの状態は、ベトメディン(心臓薬)が一番重要です。

今後お薬を飲めなくなるかもしれないので、その時のことを想定してお薬の順番を決めておきます。

1.  ベトメディン
2.  セレニア(吐き気止め)
3.   ガスター 
4.  プリぺラン

5.  プロラクト

この順番で飲ませて下さい。

いつも先生は先のことを考えてお話ししてくれるので、助かります。
今ポコが一番懸念されるのは、脱水です。
脱水しない様に輸液を流し続けるには、心臓が頑張ってくれないと浮腫が残ります。
先生の仰った、一番重要なお薬の意味はよく理解できました。

そして今日のポコ
疲れがマックス状態で、帰宅後ほとんど起きる事なく眠り続けていました。
ご飯も食べられず、お薬を飲ませる時のクリームを少しとスープを15ml程度飲んだだけでした。
明日はもう少し栄養が取れると良いのですが。。。

今日は体力のないポコにとっては、ものすごく疲れた1日だったと思います。
明日はもう少し穏やかに過ごせると良いな。。。

ポコちゃん、頑張ったね。
一緒にいてくれて、ありがとう!!

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