ペコちゃんの病気のこと

ペコちゃん正式な病名：多中心型リンパ腫・Ｂ細胞型ハイグレード（低分化型）
発見時：ステージ2

多中心型リンパ腫は、リンパ腫の中でも特に多く
約8割が多中心型と言われています。

ハイグレード（低分化型）のリンパ腫は、
抗ガン剤が良く効く代わりに進行が早く生存期間が短いです。

ハイグレード、ローグレードなどの診断は、
細胞診を行わないと診断が出ません。

リンパ腫のステージ
ステージ1　：　リンパ節の腫れが1箇所の場合
ステージ2　：　リンパ節の腫れが2箇所以上の場合
ステージ3　：　リンパ節の腫れが全身に及んでいる場合
ステージ4　：　肝臓・脾臓にリンパ腫が波及している場合
ステージ5　：　骨髄・リンパ管以外の臓器にリンパ腫が波及してい場合

【ペコちゃんの病気の進行と抗ガン剤投与】2016年

10/16	ステロイド剤の投与（服用）
11/8	大学病院受診　（ステロイド剤服用の為、診断不可）
11/22	大学病院再受診　（ステロイド剤微量服用の為、診断不可）
12/2	大学病院入院（ステージ4）ＤＩＣ（播種性血管内凝固症候群）　　本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、　　全身の血管内で無秩序に起こる症候群　　基礎疾患を治療しないと治らない。（基礎疾患：リンパ腫）　　早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至る 1回目の輸血　100ml
12/8	大学病院入院中　Ｌ-アスパラギナーゼ（薬名：ロイナーゼ）投与
12/10	副作用で中度の急性膵炎発症（黄疸併発）　肝臓に重度の後遺症　この日から毎日点滴
12/11	リキッド生活開始　この日以来、固形物を食べられる事はあまりありませんでした。
12/17	誤嚥肺炎併発
12/21	2回目の輸血　200ml（ＤＩＣ併発回避の為）
12/22	急性膵炎により重篤状態
1/2	サイクロフォスファマイド（薬名：エンドキサン）　：　副作用で嘔吐
1/3	緑内障悪化・全眼球炎の発症
1/19	ビンクリスチン(薬名：オンコビン)　投与：　副作用で嘔吐
1/22	心臓病の悪化
1/23	左目失明（緑内障・眼球炎により）
1/30	サイクロフォスファマイド（薬名：エンドキサン）投与　：　嘔吐
2/12	ビンクリスチン(薬名：オンコビン)　投与　：　副作用で下痢・血便・嘔吐心不全の悪化
2/15	3回目の輸血　300ml　：重度貧血の為
2/20	両眼失明(右眼の脳神経をリンパ腫が圧迫の為）リンパ腫皮膚転移心臓病の悪化・嘔吐・血便・リンパ腫内臓浸透
2/23	ステロイド剤投与
2/27	21：15　虹の橋へ

大学病院で第一回目の抗ガン剤：アスパラギナーゼを投与してからは
抗ガン剤投与の副作用で肝臓の状態も悪く、
血液検査をして一度も平常値になる事はありませんでした。

もしリンパ節の腫れに気がついたら、専門の先生に一刻も早く診てもらいましょう！
リンパ腫の種類にもよりますが、悪性の場合は進行が早く重篤になりやすいです。

こうしてペコちゃんの病気を表にしてみたら、
次から次へと病気を併発し、
DIC(播種性血管内凝固症候群)になってから2ヵ月半の間
ペコちゃんは、本当に良く頑張りました！！

先代犬を慢性腎不全で亡くした時も3日3晩の間、
多臓器不全の痛みで鳴き通しで辛い思いをしましたが、
その時より何倍もペコちゃんを看ている方が辛かったです。

どんな病気で亡くしても、これが良いなんて思う事はありませんが
病気の看病をしている時間が長くなれば長いほど看ているのは辛いのだと思いました。

たぶん、ペコちゃんは失明した時に目が閉じなくなってしまった事
失明した眼は、充血して看ているのがとても痛々しそうだった事

きっと先生が話して下さった様に、眼は見えているから痛々しそうだけど
心臓も肝臓も眼の様に悪くなっているんですよ！
と言われた言葉を思い出します。

明日で四十九日、輪廻の旅立ちです。
ペコちゃんは、明日生まれ変わりの旅に出ます。

今日、ペコちゃんにお花をたくさん買ってきました。
今までにこんなにたくさんのお花を自宅で生けた事がありません。