2020.08.23 想い出・・・

昨日ブログをアップして、リンクした自分の記録を見ていました。
そうだった。。。
そうだったよね。。。
そんな事があったよね。。。

自分が書いたのにほとんど忘れています。
次の日は、どうだったっけ?
その次の日は?
そうだった、少しして2回目の発作を起こしたよね。
等々・・・

次の日、次の日と読み進めていくうちに、あの時にあった事を思い出しました。
そしてポコがまだそばにいる感覚になりました。
ポコと一緒に過ごした記録は、今も私の宝物です。

血液検査をしながら、次から次へと病名が・・・
こんなに自分の知らない病気があるんだ。。。
そして、もしかすると〇〇かも?!
と助言して下さる先生の頭の中には、どれだけの知識が詰まっているのだろう?!

改めて獣医さんってすごい!
と思った瞬間でした。。。

自分の専門知識以外にも幅広い病気と向き合わなければならないので、本当に勉強をしていないと出来ないお仕事ですね。

それにやはり診ている患者さんに感情移入してしまうと言っていたので、その時々重病で見送った後は、中々立ち直れない時があると話していました。

先生との出会い

忘れもしない

2016年10月6日
にペコちゃんをブラッシングをしている時に右鼠蹊部と右足付け根部分に5cm程の腫れを発見しました。

翌日掛かりつけの病院へ

そしてその日から通院が始まりました。
通院5回まで同じ病院でステロイド剤の投与と静脈点滴

2016年11月8日
大学病院でリンパ腫の検査
ステロイドの影響で検査できず。

2016年11月22日
大学病院で再検査
しかし、この時もステロイドの影響が残っており、検査できず。。。

リンパ腫である事は確実であっても検査ができない事が不安になり

2016年11月23日
初めて今通っている葉山どうぶつ病院へ行きました。
そして村上先生との運命の出会い。

2016年11月26日 
23日に病院へ行ったばかりなのに、24日から元気消失、食欲もいまいち、ヨーグルト水飲まず。
震えもあり、オシッコをするのが辛そうに見える。
首のリンパを触ろうとすると嫌がり、少し硬くなってきた感じがしました。
そして通院。。。

2016年11月27日 
朝から元気はなく、怠そうでほとんど動きませんでした。
今日の予約は朝一、病院で熱を測ると39.3度
この日から、毎日病院通いが始まりました。

2016年11月30日 昼休みに自宅へ戻るとぐったり憔悴。。
定時退社し速攻で自宅へ戻り、速攻で病院へ急ぎました。

病院へ着くと39.7度の熱、
検査後、先生が深刻そうな顔でやってきました。

貧血がまた進み、HCT24.8%(貧血検査)
11/22に大学病院で検査した時は、46%あったのにわずか8日で1/4になってしまいました。
こんなに短期間に貧血が進むのは、急性白血病の疑いがあります。

この状態だと輸血が必要です。
ペコちゃんは、危機的状況になりました。

先生から幾つか治療の提案をしてくれましたが、頭が真っ白でした。

すると先生は、
「明日ここへ来て、大学病院へ電話しなさい。
急性リンパ芽球白血病の疑い、リンパ腫の疑いも。
出来れば本日診察して頂く事は可能でしょうか。」

と話しなさい。
ここへ来て電話して、もし診てもらう事が出来ないならこの場からすぐに治療を始めます。

病名は間違っていても構わない。
僕はペコちゃんの命を助けたい!
ペコちゃんには、今輸血が必要です。

きっと大学病院は、すぐに診察してくれると思います。
もし、明日診てもらう事ができるのなら、ここから大学病院へ行った方が早いと思います。一刻を争う状況です。

ペコは基礎疾患悪性リンパ腫からDICで危篤になりました。
あの時に村上先生に巡り合えていなかったら、ペコはあの時点でこの世にいませんでした。。。

そこから先生と二人三脚の治療が始まりました。
ペコの命の恩人であり一緒に病気と闘ってくれた戦友であり、尊敬すべき先生です。

ペコの事を心配して下さり、学会で出張中も連絡を頂いたり、お電話を頂いたり、
ペコがお空に上がるまでにわずか3ヶ月の間、年末年始も含め70回以上の通院をし親身になって診て頂きました。

通常ではあまりない副作用も出てしまった為、教科書通りの治療ができず、一つずつ手作りの治療を考えて下さり、重度の貧血・DIC回避の為3回の輸血をしてもらいました。

最後ペコは、あまり苦しむ事なくお空に上がって行きました。
もしあの時に先生にお会いしていなかったら、ペコはもうとっくにこの世に居ませんでした。

先生との運命の出会いがあって、ペコちゃんが繋いでくれた先生とのご縁でした。
そしてペコが亡くなった翌月にポコが慢性腎不全の宣告。
また先生との二人三脚の治療が始まりました。

病気の治療は、先生とのご縁や相性も大きいかったです。
ペコの闘病中に先生からメールアドレスを教えて頂き、何かあったら連絡を下さい。
と言って頂いた事、本当に感謝しかありませんでした。

そしてポコを見送った後、そのご縁はぶなぴーに引継ぎました。
これからは、ポコの時の様にこの1ヶ月ぶなぴーが体調を崩さない様に、病気にならない様に
気をつけて過ごさないと!!

病院ジプシーの方も多い中、信頼できる先生と巡り合えたのは、きっとペコの犬徳だと思っています。
そしてこれからも先生とのご縁を大切にしたいと思っています。

きっとね。
あの日先生から安楽死のお話を頂いたのも、今まで先生と築き上げてきた信頼関係があったからこそ、先生もそう言う提案をして下さったのだと思っています。

一生懸命頑張った子に最後は苦しんで欲しくない。
それは先生の優しさであり、先生からの苦渋のアドバイスであったと思っています。

ぶなぴーは、2〜3ヶ月おきにSDMAと逆さまつ毛を抜いて貰う為に通院。
その間、尿比重を測りながら要経過観察です。
ぶなぴーには、みんなの分まで頑張って長生きしてもらいたいです!

我が家の子供達は、空組さんが多くなってしまったけれど
みんな可愛い、可愛い、可愛い、大切な家族だった事に間違いはありません。
今日もお空の上から見ていたかな。。。
ありがとね。

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