毎日観察する事
- 毎朝抱き上げた時に、お腹を触り体温を覚えておいて下さい。
毎日触っていると、熱がある時はすぐに気がつきます。 - 愛犬の尻尾が下がった時は、ストレスを感じた時か体調が悪い時です。
特に暗がりに入ろうとする時は要注意です。 - 毎日スキンシップをする時に、首(リンパのある場所)を触って下さい。
リンパ腫は発症数が多い病気です。 - シャンプーをした時に、体をくまなく触って下さい。
皮膚にできものがあったり、湿疹などを早く見つける事ができます。 - 毎日眼の観察をして下さい。充血しているときは迷わず病院へ行きましょう。
緑内障で眼圧が高い場合は一晩で失明します。
震えている時
1. 痛みがある時
痛みがある時は、震える事があります。
どこが痛いのか、体をそっと触ってください。
ヘルニアのある子は、
背骨に沿って触ると体を硬直させる所があります。
その場合、ヘルニアが原因で震えていると思われます。
また足が痛い時も痛みがある所に触れると、体を硬直させます。
痛みがあって動かない、震えが止まらないなどの症状がある場合は、早急に病院へ
2. 寒い時
寒い地方原産の犬種は、あまり寒がる事はありませんが、
気温が低い所に居るとブルブル震える事があります。
また、身体が小さい小型犬は大型犬に比べ震える事が多いです。
暖かい部屋に入り身体を温まると震えはとまります。
3. 怖い時
犬は大きな音を怖がる子がいます。
バイクや花火の音・雷などを怖がる子は多いです。
怖がって震えている時は、
優しく撫でたり安心させてあげましょう。
※ 熱がある時
高熱の時も、小刻みに震える時があります。
毎日お腹を触って体温を覚えておくと、熱がある事がわかります。
もちろん、自宅に体温計があれば体温を測ってください。
健康な犬の平熱は、約38℃~39℃位です。
熱を測ってそれ以上ある場合は、早急に病院へ
【応急措置】
熱がある時は、霧吹きで身体に吹きかけます。気化熱で体温を下げる効果があります。
保冷剤や氷を直接当てると、血管が収縮してしまうので注意が必要です。
必ずタオルなどを巻いて脇の下にあてましょう。
呼吸数が早い時
安静時に呼吸数が早い時は、病院へ急ぐ場合があります。
心臓病などのある子は普段から呼吸数をカウントして表にしておくと便利です。
呼吸数の数え方
普段の呼吸数の1.5倍になったら病院へ行くサイン
30回以上なら異常サイン、なるべく早く病院へ
40回以上なら、大至急病院へ!
眼の異変に気が付いた時
眼の異変は、他の場所と違い進行が早いので直ぐ病院へ!
特に眼をケガした時は、急いで病院へ!
眼の怪我は、放っておくと角膜炎や角膜裂傷などに細菌感染して、眼球炎になるなど進行がとても早く失明する恐れもあるので、気が付いたら直ぐ病院へ!
眼を痛がる・黄色い目やにが出る等気が付いた時点で病院へ行きましょう。
眼の大きな犬種は、眼の病気も多いです。
逆さまつ毛が刺激して目がかゆい為、眼を擦る。眼を擦り角膜に傷が付き角膜炎に。。。
そんな悪循環をしないように早期発見、早期治療を心掛けましょう。
ポコが3歳の頃、ペコと遊んでいる時にペコの爪が目に入って怪我をしてしまいました。
ポコが角膜損傷した時のblogはこちらから
眼が充血している場合は、様子を見ないで直ぐ病院へ行きましょう。
特に白目が混濁して充血している場合は、緑内障に移行する場合があります。
眼圧が高い場合は、一晩で失明します。
首などリンパが腫れている時
リンパ腫は、癌の中でも特に発症数の多い病気です。
耳の下辺りにあるリンパを触ってぐりぐりしたモノが出来たら、病院へ行きましょう。
病院で診察を受ける時、必ず先生は首のリンパを触診して確認します。
犬の1ヶ月は、人間の4ヶ月です。毎月病院へ行っているから大丈夫と思わず、
毎日、耳の下のリンパを触って確認して下さい。
ペコちゃんがリンパ腫に気が付いた時の記事があります。
リンパ腫のblogはこちらから