関節の病気(膝蓋骨脱臼・パテラ)

関節の病気

犬の関節の病気の中でも多いとされているもので膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、通称パテラと言われる事が多いです。

膝のお皿がずれてしまう(脱臼)した状態で、痛みを伴います。
このパテラにはグレードがあり軽度から重度の4段階に分けます。

グレード1:膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、手で押すと脱臼する状態です。ほとんど症状を認めませんが、まれに外れた際にキャンと鳴いて後ろ足を挙げたり、スキップしたりするなどの症状が出ます。

グレード2:膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、後ろ足を曲げた時に頻繁に脱臼する状態です。後ろ足を曲げ伸ばししたり、手で押したりすると元の位置に戻ります。脱臼時には後ろ足が着けない状態になります。

グレード3:膝蓋骨は常に脱臼した状態です。手で押すと一時的に滑車溝に戻ります。後ろ足を曲げ、腰を落とした状態で歩くなどの歩行の異常がみられます。

グレード4:膝蓋骨は常に脱臼した状態で、手で押しても元の位置に戻すことができません。後ろ足を曲げたままの状態で、うずくまるように歩きます。

犬の「膝蓋骨脱臼」通称「パテラ」について|飼い主が知っておきたいこと

特に小型犬に多い病気で、先天的に発症する場合や、事故などで膝に強い力が掛かって生じる場合もあるとの事

2021.05.13

ぶなぴー12歳が昼間は普通に歩いていたのに、夜庭におしっこをさせようと出すと、急にびっこを引いて痛そうにしていた。
翌日、病院へ連れて行くと・・・
触診して関節など診て頂いたが、スタスタ歩いている。
これと言った原因は分からず。

自宅へ戻ってから普通に歩いている為、先程のびっこは何だったのだろう?!
と不思議に思っていた。
そしてしばらくして、夜遅くになってから、また同じ左足を痛そうにびっこを引く様になった。

その時は、肉球の腫れもありメドロールを塗って包帯を巻いて様子を見ました。

2021.05.14
痛みの原因は、肉球の腫れかと思いお薬を塗って包帯を巻いた。
この日は村上先生の診察日でしたが、予定があり行く事が出来ず経過観察となりました。

2021.05.15

肉球の赤みも取れ、腫れの方もずいぶん引いて来ました。
けれど、まだ肉球の間を触ると嫌がって足を引っ込めた。
もし・・・、何かあっても困ると思い、翌日の病院の予約を取りました。

2021.05.16

今までの経過をまとめた紙を先生に見せて、診察が始まりました。
先日のT先生の診察時には、痛みのない足の方から靭帯や骨の状態を丁寧に触診して頂きましたが、異常はありませんでした。

今回は、痛みのあった足を丁寧に触診して頂きました。
元から股関節は緩い事もあり、痛みの原因かもしれないと、股関節も先生が伸ばしてみましたが、痛がることはありませんでした。

しばらく触診して、膝の関節が脱臼する事により痛みが出るのでは?!
と先生が膝関節の緩みのある所を私も一緒に触って確認しました。

前回、2021年3月のドッグドッグ時、左膝に関節の緩みがある事は言われていました。
今回は、その膝関節の緩みが原因のパテラとの事。

パテラの特徴として、痛みが出たり治ったりする。
関節が外れてると痛みが出て、自分で直してしまったりする場合もあり、治ると痛みは治るとの事。

ここ数日の痛みが出たり、治ったりを繰り返していると言う事から、先生はパテラと判断したとの事でした。
通常の生活としてはこれと言った注意点はなく、痛みが出た時は安静。
2〜3日散歩を控える程度でした。

若年であれば外科手術という事もありますが、高齢犬の場合や経過観察して、対処療法しましょう。との事でした。

今回痛みがある、また関節も緩いと言う点も考え、アンチノールというサプリメントを勧められて服用する事にしました。
今までは、プロモーション420と言う軟骨に特化したサプリでしたが、今のサプリを飲み終えた所で終了する予定です。

このサプリは、関節・皮膚・被毛・新血管・腎臓にも良いとの事で高齢犬に効果があるサプリとの事。
価格的にも販売元から病院からの紹介で定期購入する場合は、月額2,700円程度で、今まで服用していたサプリの金額と換算すれば、決して高額ではないと思います。

パテラの予防
アニコムのサイトに予防するためのマッサージや動画があるので参考にして下さい。
発症を予防する事って大切ですね。

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