ポコ ペキニーズ ♀ 14歳11ヶ月
慢性腎不全歴 2年9ヶ月
三尖弁閉鎖不全症(右心室)
僧帽弁閉鎖不全症(左心室)
第二房室ブロック(不整脈)
心臓病歴 1年2ヶ月
ぶなぴー ペキニーズ ♀ 10歳10ヶ月
先天性腎不全 (左腎臓機能不全)
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今日は先週行った検査でナトリウムとクロームが正常値より低かった為
1週間後に再検査という事で病院へ行ってきました。
Na(ナトリウム)139→138 (正常値144 – 160)
Cl(クロール)101→102 (正常値109 -122)
K(カリウム)5.1→5.3 (正常値 3.5 – 5. 8)
1週間、何も治療しないで様子を見ましたが、数値的にはほぼ同じです。
もし何かしらの病気の場合は、何も治療しない状態であれば数字が動きます。
もし、副腎皮質ホルモンでナトリウムが低くなるアジソン病だったら、1週間で亡くなります。
何も治療をせず1週間経っても変わらないと言うことは、
1. 加齢によるもの
2. 輸液投与している為、ミネラルバランスが変わる
3. 輸液をしている事もあり、水分過多になっている事もある
原因は分かりませんが、健康上に問題はなさそうなので経過観察しましょう。
との事でした。
ポコの状態としては、普段から大人しい子なので
それが大人しいのか、体調が悪いのか、判別が難しい事もあり、経過観察となりました。
今日は先生に、慢性腎不全の子が最低限必要なお水の量を伺ってきました。
健康な子であれば、体重1kg当たり50ml程度
慢性腎不全の子であれば、最低限体重1kg当たり60ml程度
ポコの体重5kgとして、最低限300ml摂取していればとの事でした。
この事を伺い、ポコがお水を飲めない時の目安が分かって、安心しました。
最低限の数字なので、もちろん通常であれば500mlオーバーが普通です。
そして、先生からもう一つ興味深いお話を伺いました。
前回病院へ伺った時に、慢性腎不全になって5年間頑張ったゴールデンの飼い主さんにお会いしました。
先生曰く、
慢性腎不全で5年間頑張った子も、ポコちゃんと同じように
クレアチニン・BUNが長期間現状維持で推移していました。
通常であれば、数値が悪化すると回復は難しく亡くなる子が多いです。
もしかすると慢性腎不全という大きなカテゴリーで
その中に細分化した病名があるのかもしれません。
ポコちゃんの様にあまりお水を飲まない子
血液検査が長期に渡って現状維持している事を考えると
通常の慢性腎不全とは少し違う気がします。
まだ獣医学の世界ではわ分からない事が多くあります。
もしこの様な病気の子の腎臓の一部を病理で検査ができるとしたら
もっと細分化した病名や治療がわかるかもしれません。
が、しかし病気の子の腎臓を摘出するなんて事は出来ません。
ただ慢性腎不全という病気を一つの病気として捉えるのには、
この様なケースの説明が出来ない気がします。
との事でした。
先生が今まで診て来られた慢性腎不全の子は、お水を飲まない子はいなかったそうです。
けれど「我が家もお水を飲みません」とコメントを頂く事もあります。
一般的には、慢性腎不全は多飲多尿になり、延命は難しい病気との認識です。
幸い、本当に幸いポコの様に現状維持で頑張れる子もいます。
確かに発症の年齢やその子の生まれ持った生命力もあるでしょう。
慢性腎不全は、犬の死因ベスト3に入る病気です。
1日でも早く、長期間現状維持できる治療法が見つかる事を切に願います!
今日の飲水量の合計は、211ml
缶詰とドライにいれた水、160ml
+輸液250mlでした。
今日先生から、慢性腎不全の子が最低限摂取しなければならないお水の目安を伺って
少しホッとしました。
万が一、輸液が出来ない日でも最低限がわかると頑張れる気がしました。
ポコの様子は、普段と変わらない気がしないでもない。。。
かと言って、すこぶる元気とも言えない。。。
曖昧な言い方ですが、そんな感じです。
逆に言えば、それだけ歳を取ったとい言う事かもしれません。
それでもポコは、我が家の長寿記録更新中です。
今日も無事に過ごせた事に感謝
一緒にいてくれて、ありがとう!!