2024.07.05　待合室で合掌

昨日病院へ着いたのは、予約時間の10分前の9時20分
受付の方に声を掛けると・・・、受付テーブルに「ただいま急患診察中のため診察が遅れております・・・」
こんな文言の立て札がありました。

私自身、以前病院でチョコを食べてしまった時は救急対応してもらった経験があり、飼い主さんの気持ちも先生のお忙しい状態も理解出来るので「急患の子が回復します様に！」と思いながら待っていました。

乃音の担当医T先生が対応されている様で、もう一人の先生は通常診察している様でした。
1時間経過した頃、院内の奥の部屋から飼い主さんらしきご夫婦が泣きながら出て来られました。

もしかして？
助からなかったのかしら。。。

その少し後、T先生が汚れた手術着のまま顔をグチャグチャしながら待合室へ出て来られ

と深々と頭を下げました。
待っていた時間よりも先生の泣き顔を見た瞬間、私の心も一緒に切ない気持ちになりました。

わんちゃんなのか、猫ちゃんなのか、怪我なのか、病気なのかも分かりません。
ただ助からなかった事だけは、紛れも無い事実でした。そして先生が奥の部屋へ戻られたあと受付には、患者さんが亡くなられた旨の立て札とロウソクが灯されました。

私もこの病院へかれこれ9年近く通院していますが、目の前でこんな事があったのは初めての経験でした。
飼い主さんご夫婦は、いつも猫ちゃんの待合室になっているお部屋に通されました。
きっとこの暑さなので、患者さんの診察が全て終わってから先生が亡くなられた子を綺麗にして下さるまでこのお部屋で待っているのだと思いました。

ぶなぴーの時も亡くなったあと病院に連絡を入れて、しばらくしてから先生からお電話頂き

とご連絡を頂きました。たぶん・・・、先生は「ぶなぴーの体を綺麗にするので病院に連れて来て下さい。」と言うと、私が断るかもしれないので「もう一度最後にお別れさせて下さい。」

と言葉を変えてご連絡頂いたのだと思います。

ぶなぴーの死因は肺高血圧症で、肺動脈破裂に依るもの。きっと肺の中には血液がたくさん流れて出ていたのでしょう。頭を下げると鼻から血が流れ出て来ました。
きっと先生もそんな状態をご存知なので、出血しそうな所には脱脂綿を入れて止血して下さいました。
血液って亡くなった後も固まらず流れてくるんだ。。。
とその時初めて知りました。

そんな事があり、待合室が重い空気のまま何人もの患者さんが無言で待っていました。
しばらくして名前を呼ばれて診察室へ入りました。

診察内容は昨日記載していますが、血液検査の結果が出るまでの時間次の予約の方が呼ばれて診察室へ入りました。その方は、セカンドで見えている様で、今までの血液検査の書類や投薬記録などを看護師さんに渡していました。

その方も先生と色々相談されている様で、乃音が呼ばれるまでずいぶん時間が経ちました。
呼ばれて診察室へ入ると・・・、血液検査の結果としてもあまり良い数字ではなく。。。
まぁ〜、早く分かった方がこれから対処する事が出来るので、今日は少し気持ちを切り替えました。

普段私は老眼で病院の明細書も老眼鏡を掛けないとよく見えないのですが、明細書を受け取った時に「保険請求するので病名を入れて下さい。」とお話ししただけで、明細書を確認したのは自宅へ戻ってからでした。

保険請求しようと明細書の写真を撮ると・・・、昨日は尿比重の低い事を相談しながら逆さまつげを抜いて貰ったのですが、明細書には逆さまつげの処置料０円となっていました。

きっと予約時間より1時間以上待たせてしまったお詫びだったのか、私はもしその状態で2時間待ったとしても、飼い主さんのお気持ちも先生の気持ちも分かるので、文句を言うどころか内心「どうか助かって状態が安定して欲しい」と思っていました。

きっとこれも先生のお心遣いだったのでしょうね。今の病院へ転院してからペコ・ポコ・ぶなぴーと見送っているので、何も知らない他人事とは思えなくて・・・
先生もきっと心が痛いまま次の診察をしなければならない気持ちも、・・・痛いほど分かりました。

こう言う話は、以前村上先生からも伺った事があり、私が診察室へ入ると目を真っ赤にされて元気がない時が何度かありました。

先生がボソッと・・・

こんなお話を伺った事が何度かありました。
村上先生とは、色々なお話をさせて頂いたのでこんなお話を伺った事もありました。

たまに、午前午後と病院へ通院する事があったり、翌日また通院なんて事も。。。
そんな時はよく先生にユンケルを持って行きました。
まずは先生が元気でいて下さらないと、他の患者さん達も困りますものね。ユンケルじゃ心の痛みは治せないけど、せめて体だけでも元気になって診察を頑張って頂かないとですね。。。

昨日はそんな理由で、自宅へ戻って来たのは12時頃でした。
一番の心残りは、急患の子が助からなかった事。。。

長年一緒に生活して家族以上の関係だったはず。。。可愛い子供を亡くした悲しみは経験した事がない方には、この想像を絶する悲しみは理解できないかもしれません。。。
私は薄情なのか・・・、親が亡くなった時より子供達を亡くした時の方が、何倍も辛くて後を引きました。。。

今病気と戦っている子は、穏やかに過ごせます様に！
元気な子は、病気にならない様に、健康を維持できます様に！

今朝も気合いで早起き5時にあさんぽへ出発！
すでに気温は25度と言うより昨夜からずっと25度なんです！

朝一の散歩でこの気温じゃ、もう2回目の散歩は気温が高くなり危険。。。
案の定、7時の外気温は27度。日差しもあるし今日は2回目の散歩は中止にしました。

乃音がしきりに私の側へ来て

と様子を伺いにきましたが「流石にこの気温で日差しじゃ、乃音ちゃんじゃ無理だよ！」と言っても分かるはずもなく庭に出したけれど・・・。流石に暑かったのか日向には全く出ず、テラスのタイルの上に寝そべっていました。

家の周りを一回りして・・・、あとは日陰に入って動かず。。。
「乃音ちゃん、暑いからお家へ入ろう！」と言って家に入りました。

そして今日は、自分の整体へ。自分の体もメンテナンスしておかないと、まずは自分は健康がじゃないと乃音を病院への連れて行かれないから、健康第一です！

今日は空いた時間で・・・、乃音の浴衣でも作ろうかと色々ネット検索してみたけれど
作ったとして・・・、着る機会があるのだろうか⁈
私は暑い所が嫌いだし
乃音は花火を怖がるし
この暑い日にわざわざ浴衣を着せて出掛けるのも・・・
と考えていたら・・・めんどくさくなってそのままに。。。

とりあえず、まだ8月に病院へ2回行く予定なので、ドライビングベッドに置いた大きな保冷剤（アイスノン）を入れる保冷バッグでも作ろうかと思います。

昨日は、病院へ入る前に大きな保冷ケースにアイスノンを入れたけど、保冷ケースが大きすぎて・・・後部座席に置いて出し入れするのがめんどくさい。。。だったら先日買った大きな保冷剤が2個入るくらいの大きさで、保冷バッグを作った方が使い勝手が良さそうです。
去年買った５Lの保冷バッグは、大きなアイスノンは入らないんです！💦

ポコの時もだったけど、夏場に病気の子を病院へ連れて行くのがほんと大変でしたね。。。

↑ 昨日待合室での写真ですが、待ち時間が長かったので「かあちゃん、まだでつか？」と訴えかけている様でした。。。

昨日は、血液検査があったので、院内の処置室へ乃音を連れて行きましたが、診察する時に先生から「ずいぶん成長しましたね！　落ち着いたと言うか・・・」そんなお話がありました。

そうなんですよ。。。
乃音の逆まつげを初めて病院で抜いてもらう時、まだ1歳前だったかな⁈
看護師さん一人で保定できず・・・乃音が暴れるもんだから、今担当医になっているT先生もおやつを持って来てくれて、一緒に４人掛で処置した事がありました。

保定が出来ない子だったんです！
それが今では保定も余裕でできる様になり、逆さまつげもおとなしく抜かせてくれます。
犬にも「歳は薬」ってあるのでしょうかね⁈
先生がびっくりするほど、お利口さんになっていた様です！

さてさて、今週は超多忙な1週間でしたが明日からいつもの日常に戻ります。
何もない平凡な毎日
何気なく過ごす時間
ただなんとなく普通に過ごせる事は、この上ない幸せな事だと実感しています。

この何気ない毎日が、これからもずっと続きます様に！
今日も元気に過ごせて感謝
いつも一緒にいてくれて、ありがとう！