2024.05.06　どっちが良かった⁈

2020年8月、3年半慢性腎不全と共存した黒ペキのポコが老衰で犬生を全うしました。
当時ぶなぴーは11歳。ぶなぴーとポコは4歳違いでしたが二人とも同じペキなので気があって良く遊びました。

ポコが晩年病状が悪くなってからはぶなぴーを構ってあげられなくて、ずいぶん我慢させてしまう事も多かったです。仲良しの2匹でしたがポコが亡くなった後、ぶなぴーがポコを探す事はありませんでした。

多頭飼いは一緒に良く遊んで、仲良く寝て、見ている飼い主も目を細める事が多いけれど、どちらかが病気になると片方の子が我慢させてしまう事も多く不便に思う事がとても多かったです。。。

私も一人で飼った時代と多頭飼いだった時代とありますが、一人の場合は飼い主の愛情を独り占めできて病気になった時も、病気の状態で通院するのもそんなに大変ではありませんでした。

多頭になってからは片方が病気になった時は、どうしても一人は置いていくので家で一人で待っている時間が長かったと思います。

はたしてどちらが良かったのか⁈
ペコポコの時は3ヶ月半違いだったので、先住犬と言う概念があまりない時期で、後から来たポコに対しても友達がやって来た的な感じでした。

この時は、ショップの方と相談して、どのくらい離れているのがベストなのか色々お話を伺いました。
その時伺ったのは、「子犬を迎えて6ヶ月違い位までが多頭にする場合はベストだ」と伺った記憶があります。

確かに乃音を迎えた時はぶなぴーと11歳違いだった為、ぶなぴーが乃音を受け入れてくれるまでずいぶん時間が掛かりました。11歳のおばあちゃんに訳のわからない子犬がまとわり付いたらそれはすごいストレスだったと思います。

けれど怖がりだった乃音は、ぶなぴーが一緒に散歩に行く事で外を歩ける様になり、昼間のお留守番もぶなぴーにくっついて一緒にお昼寝をしていました。乃音にとってはぶなぴーは心強いお母さんの様な存在だったに違いありません。

多頭飼いのデメリット
1頭飼育の時は飼い主の注意や愛情をひとりじめにできていた先住犬。
2頭目が来ることによって先住犬には強力なライバル出現となり、極度のストレスが加わる

多頭飼いのメリット
犬は群れを作る動物ですから、多頭飼育した場合は自然と群れのルールを憶えます。
自分が犬だと自覚している犬は少ないそうで、自分も人間だと思っている犬がかなり多いそうです。
しかし多頭飼いの場合は仲間の犬がいるので、自分も犬だと自覚できるはずです。
犬にとって多頭飼いは幸せなの？より

多頭は一緒にいると本当に可愛いんですけどね。。。
人間が一緒に遊んであげなくても2匹で追いかけっこをしたり、ブロレスをして遊んでいましたね。

私が経験して多頭で大変だった事は、2匹で遊んでいる時にペコの爪がポコの目に入ってしまい大怪我をしてしまった事。目に開いた穴が中々良くならず、あの時は「怪我した所は将来白く跡が残ると思います」と言われてとても落ち込んだ事。。。
結果は、まだ2〜3歳だった事もあり跡は残らず、綺麗に治りました。

多頭で良かった事は、ペコが眼球炎になった時重度の貧血だった為ぶなぴーとポコと交互でペコの血清点眼を作ってもらえた事。多頭でなければ他のわんちゃんから供血してまで、血清点眼液は作らなかったと思うので、この時はこの二人に助けて貰いました。

そして一人っ子になった乃音。ぶなぴーが他界してもうすぐ1年3ヶ月
最初の頃は、散歩へ行っても歩かなくなってぶなぴーを探したりしましたが、今は一人っ子の生活になれて元気に過ごせる様になりました。
我が家ではもう多頭飼いは出来ませんが、みんなで庭を走り回っていた頃のあの光景が時々目に浮かびます。