2023.03.03　怖い脊髄軟化症!!

昨日乃音が散歩中に年配の男性が声を掛けて来たと同時に、乃音を触ろうとして手を出しました。
乃音は急に手を出されて驚き、カートから地面に落下。。。

ペキニーズの前足は、短足で骨太だから滅多な事では骨折はないですが、カートから落ちる時にどこかに当たって打撲とか、万が一頭を打つける等危険な事に違いはありません。

先日、ペキニーズは椎間板ヘルニアの好発犬種と記載したばかりですが、高所からの落下で椎間板ヘルニアになる事もあるそうです。

そして、昨日色々なブログを拝見していると
↓↓↓背髄軟化症と言う病気を発症してあっという間に亡くなってしまったと。。。

この記事を拝見して、私は衝撃が走りました！

実はこの病気は椎間板ヘルニアから併発する事が多い病気なんです。

進行性脊髄軟化症は、脊髄が壊死し重度の障害を生じる重度の胸腰部椎間板ヘルニアに併発して発症し胸腰部椎間板ヘルニアの症例３〜６％、グレード５の胸腰部椎間板ヘルニアでは10〜14%で併発すると報告されている

進行性脊髄軟化症の進行は非常に早く発症してから数日で進行し、5〜10日以内に呼吸筋の麻痺に至り死亡します。現在有効な治療法は存在しません。
椎間板ヘルニア・進行性脊髄軟化症より

犬全体で、椎間板ヘルニアは約2%の子が罹患するとされているとありましたが、一般的な病気だけに椎間板ヘルニアを侮る事なかれ！
重度になるとこんな怖い病気が併発する事もあり、普段から注意が必要だと改めて実感しました！

我が家の子供達のほとんどは教科書にない症状・・・
滅多にない事例・・・
臨床例がない・・・
こんな事がたくさんありました。

村上先生の頃から、ペコちゃんの時から普通では考えられない状態や進行が多く、一般的な抗がん剤投与が出来ず、先生がペコに手作りの治療を！

そしてポコの時も普通なら効く筈の抗生剤が効かず、菌の耐性検査を外部委託して使える抗生剤を考えたり・・・
吐き気止めも一般的にセレニアと言うお薬を使いますが、たまに泡を吹く子がいると副作用欄に書いてあるそうで・・・
ポコは、セレニア初体験の時服用後まもなく、口からカニの様にブクブク泡を吹いて吐きました。

特異体質と言うのか、今までに臨床事例が少ない事ばかりが我が家の子供たちは起こりました。
そんな事もあり村上先生は、いつもペコの時もポコの時もお薬をチョイスする際、慎重に選んでくれました。

そう考えるとぶなぴーも滅多にない症例の一つで、原因不明の肺高血圧症
病名：特発性肺動脈性肺高血圧症

極めてまれな、特に原因と思われる基礎疾患を持たない高度の肺高血圧を主徴とする疾患
割合にすると、僧帽弁閉鎖不全由来の肺高血圧症の発症率は50％と一番多いとの事
癌由来でも・血栓でもなく、フィラリア症由来の肺高血圧症ではなく、
原因不明の特発性肺高血圧症で進行も早い。。。

私たち飼い主には病気の知識はほとんどありません。
しかし、子供達の異変に早く気づく事、そしてその異変を先生に正確に伝えられる事
これが病気の治療に役立つ唯一できる事！
今回も改めて思った出来事でした。

今後乃音の落下防止として、少しの間でもカートに乗せる時はリードフックを使う！
これを実行しようと思います。

今日の乃音

善は急げ！
昨日の失敗は今日はしない！
と言う事で、カートを掃除しながら、カートカバーの穴からリードフックを出しました。

カートカバーやカートクッションなどを出すと、毎日使っているから砂だらけ・・・
これじゃ〜、クッションも汚れる！
と言う事で、前から作ろうと思っていたけれどなかなか重い腰が上がらずにいたクッションカバーを作る事に。

昔取った杵柄で、キルティング地や生地はたくさんあるので・・・
とりあえずクッションを作れるだけの広さがあるか出して来ました。

すると・・・、さっそくおじゃま虫乃音がキルティング地の上に陣取りました。