2020.12.25 クリスマスイブ

もう今年の残すところ一週間になりました。
クリスマスが終わるとあっという間にスーパーの棚にはお正月用品で一杯になります。

今年は心が痛む事が多かった年
心の痛みは、形もないし大きさも表せない、音もない、色もない・・・
この痛みから解放される時は来るのだろうか。

今までも心が痛い時は色々ありました。
けれど何が一番痛むのかって、それは永遠のお別れの時です。
離別と死別の違いは、同じ会えないにしても会う事がないのではなく
もう2度と会えないと言う心の痛みです。

この心の痛みは、いつか思いやりとなって自分の中で消化していきます。
心の痛みを知る事により、人に優しくなれたり、労われる様になったりします。
心の成長をするための痛み、人間にだけあるものなのかな。。。

キリスト教では、死ぬ事は悲しい事ではなく、神様の元へ帰ると解釈します。

昇天は神様が天に帰る事で、神様以外では召天と言います。
神様は、天に昇り、それ以外の人や動物は天に召される。

ポコは神様から仮の姿を借りてこの世に舞い降り、使命を全うしてお空に帰って行きました。
それは最初から決まっていた事であり、ごくごく普通の事。
そんな誰にでもわかる当たり前の事が、愛犬を失ったばかりの頃は理解できず・・・

なぜ自分だけ、こんな悲しい底無し沼なんだろう・・・
どうして?!
どうしたら?!
そんな思いと葛藤がいつもありました。

あれから4ヶ月半が過ぎ、いろいろな事が冷静に考えられる様になりました。
何時かは神様の元へ帰る事も分かっていたし、その時間ももう少なくなっていた事も理解していた。。。
それでも、もっと一緒にと言う思いは拭えない。。。

きっとそれは愛情なんだろう、ポコへの依存心だったのか。
それだけ15年以上一緒に生活していく上で、掛け替えのない家族だった事を物語っていると思う。
一年に一度しかないイベント、クリスマス・年末年始・お誕生日・・・

きっとそんな日が来る度に、一緒に過ごせなかった心の痛みはやってくるのでしょう。
今思えば、慢性腎不全と宣告されながら3年以上も現状維持を続けてくれた事、
犬の平均以上の生命力で頑張ってくれた事、本当に感謝しかありません。

この心の痛みがあるから、乃音を迎えた時も、まだこんなに小さな子犬なのに
限られた時間と思いました。
迎えた時から、そのカウントは始まっており、これからこの子とどう過ごすかを問われている気がしました。今での子供達が教えてくれた事を生かせる様に、乃音との生活をしていこう!

自分の人生の中で、ぶなぴーや乃音の犬生の中でクリスマスは何度もやってくるけれど、2020年のクリスマスは一度しかありません。毎日が記念日。今日しかない時間を後悔する事なく過ごせたか・・・

今まであまり考えなかった事だけど、元気な時から1日、1日を大切に過ごしていこうと思います。
見れなかったTVが見れる様になり、音楽以外、ドラマを観ようと思える様になった事。。。
悲しみの底無し沼へ沈む事は少なくなって、乃音が来てから色々な所で癒されています。
ありがとうの気持ちを忘れずに、笑顔で毎日過ごせる様に頑張ろう!

またこうして乃音を迎えられる事、迎える事で最後は一緒に喜んでくれた家族
みんなに感謝の一年です。
仕事も明日と月曜日でお休みになります。
頑張ろう! 乃音の為に頑張ろう!
そして沢山の支えてくれた方々にありがとうございます!

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