2020.12.12 積極的治療と緩和ケア

もし重篤な病状になった時に積極的な治療を望むか、なるべく自宅でできる治療を中心に緩和ケアを選択するか考えた時があった。。。
それは、ペコがリンパ腫だった時に遡る。

心の何処かには、痛い治療をするより自宅で出来る治療を優先したいと思っていた。
しかしその時は急にやってきました。

シャンプーした後に鼠蹊部の腫れがある事に気がついて病院へ連れて行った。
ネット検索すると「リンパ腫」と言う言葉だけが何度もヒットした。
けれどこれはあくまでもネットの中での事で、実際に診察してもらってからの判断だろうと。。。

色々な検査をしてもリンパが腫れているのは炎症からではなく、たぶんリンパ腫だろうと言う事が分かった。
癌の治療をしない病院だったので大学病院を紹介された。

大学病院の受診まで約1ヶ月、その間通っていた病院で抗生剤やステロイドを処方され、肝臓が悪化し静脈点滴・・・
大学病院を受診した時は、ステロイドの影響があり検査が出来ず。
2週間後の再診察でも、ステロイドの影響が残っており検査が出来ず。。。。

不安になり今通っている病院を受診。
初心から間も無くペコに異変が出始め、毎日通院。。。
そして僅か1週間で危篤状態になりました。
もしあの時に病院へ通っていなければ、この時点でペコはこの世にいませんでした。

リンパ腫由来によりDICを発症。
治療を望む、望まないを選択する猶予もなく、第一回目の抗がん剤治療。
そして抗がん剤の副作用で膵炎を発症し生死を彷徨いました。

ペコの場合は、積極的な治療を望む、望まないを洗濯している猶予はありませんでした。
毎日病院へ行き静脈点滴・・・、毎日検査と治療で万札が1〜2枚飛んで行きました。

だからあの時に思った事は、自分がこの子供達に対して積極的な治療を望むか望まないかだけは考えておく必要があると思いました。
結局は、自分がどうしたいのか。と言う事なんだと思います。

ペコは積極的な治療しか選ぶ事が出来なかったから、毎日病院へ行っても嫌がる事も鳴く事も出来ませんでした。もし次の同じ様な事に遭遇したら、積極的な治療を選択できるかはわかりません。

ポコの時は、病気はゆっくり進行して行ったので、病気の進行と加齢と両方だった気がします。病気によっても違うけれど、終末医療で緩和ケアを選んだのは、ポコにはもう体力がなかったから。
嫌がる子を無理やり病院へ連れて行く事で体力を奪われる事が怖かったから。。。
きっとポコは、私の気持ちをわかってくれていたと思っています。

どの子ももうこれ以上の事は出来なかったんだと思えるまで頑張ってくれました。
みんな可愛い子供達、もっと一緒にいたかったよ。
ありがとね!

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