長かったお休みも明日で終わろうとしています。
この13日間と言うお休みの間に、本当に色々な事がありました。
たまたまお盆休みと重なり、こんなに長期間のお休みになってしまいましたが、通常であれば見送りの日の翌日は平常通りの日常に戻っていますよね。。。
それも、これも、ポコが私に、そして神様がくれた最後のプレゼントの様でした。
安楽死の事も・・・
辛い経験をお持ちの方も沢山いらっしゃる中、失礼な回答をしてしまったかも・・・。と言う後悔もあり、難しいですね。。。
どうしてあの時、私の中で選択できなかったと言えば・・・
今まで見送った愛犬は、亡くなる前にタール便と言う下痢をしました。
出血してからうんちとして排泄されるまでの時間が長く、血液が酸化して黒くなったものです。 こちらは、犬の食道や胃、十二指腸など、うんちの出口から遠い場所で出血が起こっていることを意味します。
犬の血便の原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医が解説
ポコは5日間、ほとんど食べていないのに、亡くなる前日に朝晩2回の下痢と軟便の間の様なウンチをしました。
色も褐色でタール状ではなく、その時点でそろそろだとは思っていたけれど、タール便が出ていないから、まだ頑張れると思ってしまった。。。
今思えば、食べていないのにウンチが出る筈がなく、私は気がつかなかったんですね。。。
毛についてしまった所はカットして、その後は綺麗に拭きました。
後から思う事は、犬の年齢もあるのかな。。。
と思いました。
やっぱり高齢になると、色々な意味でパワーが無い。
個体差により症状の出方も違う事を学びました。
先代犬の時は、静脈点滴していた腕がパンパンに腫れて紫色に内出血。
四足の痙攣を繰り返す様になり。。。
口臭から尿素の匂い・・・、そのあとは全身が尿素の匂いに変わっていきました。
その間、ずっと鳴き通しでした。
あの時の愛犬の姿は、可哀想でもう生きていて欲しいとは考えませんでした。早く楽になって欲しい。。。そんな思いでした。
私は、朝起きるとポコの所へ行き、必ず確認したのはボコの口臭です。
ポコの口臭を確認しては、まだ大丈夫! と胸を撫で下ろす毎日でした。
でもそこには大きな誤算があったのですね。。。
あの日、病院で先生から血液検査はしますか?
と聞かれたけれど・・・。
「しません!」と即答した事を覚えています。
万が一、検査をしていたら、ポコが尿毒症になっていたのかの確認はできたのかもしれません。けれどそんな事のために、痛い思いをして血液検査をする必要はないと考えました。
今となってはポコの状態がどの程度だったのかは、推測にしか過ぎません。それを知ったからと言って、現実は何も変わらないし。。。
ただポコが自分で帰る時を決めた事だけは理解しました。
最後の最後まで、私が愛した以上に私を思ってくれていた事だけを感じました。ポコは小さい頃から大人しい子で無駄吠えもなく、元気なのか、具合が悪いのか判別が難しい子でした。
呼吸が苦しくなってからも、
苦しそうな呼吸はしていましたが一言も鳴かず。
亡くなる寸前に全身の力を振り絞って何度か鳴いて亡くなりました。
我慢強くて頑張り屋さんでした。
偉かったね!
よく頑張ったね!
ありがとね!!
今日、しばらくぶりで、たぶん何年かぶり・・・
我が家から鎌倉まで車で行けば20分程度、近くて遠い場所です。
今日も鎌倉霊園を抜けていくので道が混雑していると思いましたが、意外にすんなり北鎌倉へ行かれました。
今日、行って来たのは葉祥明美術館、この美術館の先には紫陽花で有名な明月院があります。
大通りから脇へ逸れると、そこは北鎌倉らしい風景に変わりました。
とても素敵な洋館が美術館になっているのですが、車を止めた瞬間、
あまりにも素敵な佇まいが飛び込んできました。
橋を渡って中へ入ると玄関にジェイク(犬の名前)が待っていてくれました。
絵本作家でもあり画家の葉祥明さんの原画が沢山展示してありました。
洋館の中のアンティークなお部屋に絵が飾られ、癒される時間でした。
どこから見ても趣のある洋館を眺めているだけでも、気持ちが落ち着きました。
美術館の中で販売されていた虹の橋の絵本、思わず涙ぐんでしまいました。
ポコが体調を崩してすぐコロナの自粛生活になり、どこへも出かけず、ただ会社と自宅を往復するのみ。。。そしてここ1ヶ月は買い物もなるべく早く済ませて帰宅していました。
帰る途中、ご飯を食べながら自宅へ戻り3時間弱の近場のレジャーでした。
今までは、ポコが待っているから、何処かへ出かけても気になっていました。。。
昼間はほとんど寝ているけれど、ネットワークカメラで確認すると歩いたり、座ったり・・・
そんな写真と動画が沢山残っていました。
今もネットワークカメラを除くとポコがまだ居そうな気がします。
15年・・・、人間の子供だったら高校一年生だったね。
ポコと過ごした15年間、過ぎてしまうとあっという間の事でした。。。