レンジアレン(リン吸着剤)を服用する様になってから
チキンスープをあげる時に罪悪感が少なくなりました。
慢性腎不全は偏食になる為、トッピングを入れたり
最後にチキンスープやヨーグルトを入れないと完食できません。
慢性腎不全の子は、たんぱく質の摂取を制限されている為
どうしても食いつきが悪くなります。
そしてタンパク質に必ず入っているリンは、水に溶けます。
チキンスープを作ると、チキンの匂いのついた水なら良いのですが
リンは水に溶け出す為、鶏肉を直接食べさせなくても
リンを摂取してしまう事になります。
そこで、どの程度の摂取になるのか調べてみました。
まず各食品のリンの含有量の参考で使っているサイト
ここで食品のリンの含有量を調べます。
そして、調理によるリンの量の変化
このサイトの下の方に茹でた後のリンの含有量の割合が出ていますので
逆に水に溶けた%を計算します。
すると、豚肉38%:鶏肉28%:牛肉50%
茹で汁にリンが流出した事になります。
多く流出する順番は、牛・豚・鶏
例えば、皮付き鶏モモ10gを煮出したとしてスープを作ります。
鶏肉は、28%のリンが水に溶けるそうです。
皮付鳥もも肉は、100gあたりリンの含有量は、160mgなので
10gなら16mg × 0.28 =4.48mg
茹でた汁(チキンスープ)には、4.48mgのリンが含まれている事になります。
じゃ〜、このスープを飲んだとしてどの程の影響があるのかは不明ですが、
少なからず、スープを飲む事によりリンも一緒に摂取します。
けれど食欲がなくなった時、タンパク質を一緒にあげるより
お肉の匂いのついたスープをご飯に入れてあげる方が
はるかにリンの摂取は少なくなると思います。
ポコも慢性腎不全になってからは、継続して偏食との戦いをしています。
トッピングで色々なものを入れても、気に入らなければ食べません。
そんな時は、たまごボーローを割ってフードの中に入れたり
ヨーグルトを掛けたり、チキンスープを掛けたりして
最後の一粒まで完食出来ています。
どこで折り合いをつけるか、難しいですよね!
多頭飼いでなければ、置き餌も出来るのですが。。。
最近では、毎朝急須に
グリルチキンを一欠片入れてチキンスープを作っています。
作ったスープは、あげる時に3〜4倍に薄めてあげます。
ご飯にはレンジアレンを入れるので、
吸着剤でチキンスープのリンも吸着してくれる事を期待して。。。
そして慢性腎不全になってからタンパク質の制限がある為、
関節の緩みを筋力で支えていたのですが、筋肉がつき難くなりました。
運動量も減って、筋力も減ったので、後ろ足がグラグラしています。
これからは、食事や生活のクオリティーを維持しながら
まだまだ16歳・17歳と頑張って欲しいです!
今日も歩いている途中、急に座り込んだり
横になったまま動けなくなったりしていますが
ご飯も完食でき、お水も500ml近く飲めました。
今日も平穏無事に過ごせた事に感謝
一緒にいてくれて、ありがとう!