今から13年前、我が家にはモグちゃんシーズー10歳の男の子がいました。
その年の7月頃、フィラリアのお薬を貰う為に、近くの獣医さんへ行きました。
いつも食欲旺盛だった子があまり食べなくなってしまい400g体重が減った事を話しました。
「この暑さじゃ、食欲も落ちますよ」とひとこと言われ、血液検査も診察もないまま返されました。
その当時、モグは角膜保護剤の点眼薬をもらいに別の獣医さんへも通っていました。
9月になり目薬をもらいに病院へ行きました。
そこで、散歩へ行っても歩きたがらず、体重が400g減った事を話しました。
その病院の先生は、すぐに触診・聴診器を当てて診てくれました。
この段階では特に以上なしとの事。
念の為に、レントゲンと血液検査をしてみましょう。
という事になり検査してもらいました。
レントゲンの結果は異常なしでしたが、血液検査で腎臓の数値が異常に高い結果となりました。
BUN (尿窒素) 66.6mg/dl
CREA(クレアチニン) 5.03mg/dl
腎不全の原因としては、加齢によるものと思われるがストレスが引き金になっている事も十分ある。
ただ、逆に食欲が無くなった事で腎不全の早期発見が出来たから、
不幸中の幸いと思った方が良いとの事でした。
今考えてみれば、散歩の帰り道で歩かなかったのも腎不全の為に疲れて動けなかったのが原因で
食欲が無くなったものストレスと腎不全だった分けです。
はやり飼主の普段の観察が如何に大切かが分かりました。
モグの場合は、数値が悪いとは言え、もっと悪くなるまで分からない子もたくさん要るので
これから頑張って点滴に通って下さいとの事でした。
しかし、治療の甲斐なく慢性腎不全がわかってからわずか1ヶ月で虹の橋を渡ってしまいました。
今思えば、クレアチニン5.03とは決して早期発見の数値ではなかった事。
もっと自分に色々な知識があれば、こんな数字になる前に気がついてあげられたはず
後悔ばかりが残りました。
そしてあれから13年後、モグの経験が役に立ち
今年の2月21日に血液検査をした時、BUN は若干高めでしたが
それ以外の数値(クレアチニンも含め)全て正常値でした。
しかし3月になりポコが今までよりお水を飲んでいる様な気がしました。
ヘルニアで痛みがあった事もあり3月27日
病院へ行き、その際先生に頼んで血液検査をしてもらいました。
すると、わずか1ヶ月で
BUN (尿窒素) 118mg/dl
CREA(クレアチニン) 1.8mg/dl
sdma 17
慢性腎不全と診断されました。
ポコは、普段からあまりお水を飲まない子で
多分、先代犬の経験がなければポコの慢性腎不全はもっと悪化するまで気がつかなかったのだと思います。
先代犬の時は知識がなくて気がついてあげる事が出来なかった事
ポコ達を迎えてからは、一歳の頃から毎年、ドックドックを行い、
特に慢性腎不全にはとても気をつけて生活して来たつもりでした。
けれど、どんなに気をつけても病気を避ける事は出来なかった。。。。
モグの慢性腎不全がわかったのは、ちょうど13年前の9月でした。
病院へ通う時はいつも台風の影響で大雨が降っている事が多く、
モグと病院へ通った思い出は雨の日ばかりでした。
今、沖縄あたりに台風が来ており週末にかけて本州にも台風が接近するとのこと。
9月の台風と聞くと、モグを車に乗せて病院へ通った思い出がよみがえります。。。
ポコの慢性腎不全がわかってから約半年あまり、
色々な事があったけど、今は毎日元気に過ごせています。
この穏やかな毎日を過ごせる事に感謝です。