併発しやすい病気(腎臓病)

併発しやすい病気

膀胱炎

膀胱炎とは、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気です。
女の子の場合は、陰部から雑菌などが感染する
慢性腎不全の子にとって一番気を付けたい感染症の病気です。

排尿場所に関係なく、老犬になると掛かりやすい病気の一つ

[ 症 状 ]

  1. 頻尿になります。
    オシッコをしたばかりなのに、またオシッコをしようとする
    女の子であれば、オシッコをした後なのに、腰を落としてオシッコをする姿勢をする事を繰り返します。
  2. 少し重症化すると、血尿になったり、悪臭がします。

[ 治 療 ] 
抗生剤・消炎剤を服用しますが、感染した菌により効果がある抗生剤も変わります。

腎臓に負担の少ない弱い抗生剤から飲みます。
通常、2週間程度服用して様子を看ます。

症状がなくなっても、服用は先生の指示通りお薬は飲みきりましょう。
一番怖いのは、菌に耐性が出来る事です。

膀胱炎を完全に直さないと菌が尿道から腎臓にさかのぼり、腎盂腎炎になる場合があります。
慢性腎不全の子は、膀胱炎になり易いので気をつけましょう。

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腎盂腎炎

[ 症 状 ]
膀胱炎で服用していた抗生剤が効かなかった場合。(菌に耐性があった)

膀胱炎になって数日後、急に高熱を出します。

熱がある時の症状
 お腹を触ると熱い
 息遣いが荒くなる
 小刻みに震える。
熱がある時の対処法
 身体を冷やす
 霧吹きで毛を拭きかける(気化熱で体温を下げる)
 直ぐに病院へ連れていく

[ 検 査 ]
腎盂腎炎の検査は、CRP(炎症反応)検査をします。
他の病気の疑いがある時は、血液検査やレントゲンを撮ります。
耐性菌の関与が疑われる場合は、外部検査に出します。

[ 治 療 ]
抗生剤を3〜4週間飲み続けます。
この場合も自己判断せずに、先生の指示に従いお薬は飲みきって下さい。

腎盂腎炎になると抗生物質を長期に渡って飲まなければならず、腎臓に負担が掛かります。
慢性腎不全の悪化にも繋がるので、気をつけましょう。

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