Patt.No.1497(ガラゴンテッサ)
NORITAKE BONE CHAINA(廃盤品)
ガラとは一流の歌手が一同に会して
お得意のアリアを聞かせる豪華なコンサートを意味し、
コンテッサとは伯爵婦人を指します。
このガラコンテッサは、
6種類の季節の花をモチーフに描かれているアソートカップです。
桜
桜の花の満開の木下で‥‥人は、
はかなさより命の強い力を感じます。
酒宴の華やかさも、
新しい季節を迎える喜びの現れなのかもしれません。
山茶花
木枯らしの中に咲く山茶花には、
ほっとするような温かさがあふれてます。
山茶花の花は白の限る、と言う人もいるけれど
冷たい風の中に赤色は本当に暖かです。
山吹
その花は黄色。
しっくりと溶け込んで日本の初夏を彩ります。
さりげなく咲き、散っていく花。
昔から歌に詠まれてきたのは、そのはかなさゆえ。
合歓
薄紅色の絹糸を束ねたような
合歓の花には夏の夕暮れの光が良く似あいます。
やさしく、美しく、当たりの空気に溶け込む様に輝く花。
繊細な自然の形です。
深山半鐘蔓(みやまはんしょうづる)
風が吹き、半鐘のような形の花が揺れると
軽やかな音色が聞こえそう 。
蝉時雨の深い山間に咲く花。
額に汗しながら、わざわざ訪ねてみたい可憐な風情です。
萩
自然に咲く萩も、庭に植えられた萩もそれぞれに美しい。
秋の雨に濡れて、しっとりと咲く様子に
多くの詩人や画家達が心引かれたと言うのもわかります。
花は季節の使者。
懐かしい人が訪ねてくるように、心にときめきを誘います。
毎年繰り返しだけれども、その色、その香りは今だけのもの。
一期一会の言葉のように、二度とない今日の生活を心豊かに彩ります。
The four seasone-thanks to each fascinating days
(ノリタケのパンフレットより)
カップとソーサーの縁の金彩にも細かい細工がしてあり、
たいへん綺麗なカップです。
ノリタケの中でも数少ないアソートです。
次から次へと新作を出すのは、
やっぱりこーゆーう私の様なコレクターがいるせいでしょうか。
だんだん同じ物では飽きが来るのでしょうか?
使ってしまうのがもったいないくらいの奇麗なカップ。
目を楽しませ、使って良さを実感し、 くつろぎの一時を作り出す。
食器ってそんな心の安らぎを与えてくれます。