2022.08.02　平静を保つ

我が家の子供達、亡くなる前は皆んな食欲がなくなって食べて貰う事に必死でした。
そんな頃のお話です。

シーズーのペコ、12歳になる2週間ほど前シャンプーした時に、鼠蹊部の腫れに気がついた。
気になってネット検索すると・・・、すぐにリンパ腫という言葉がヒット！

怖くなって・・・、予約が必要な病院でしたが、翌日、予約なしで病院へ行きました。
悪性リンパ腫と診断が降りるまでは、紆余曲折で色々ありましたが・・・

この病気は、
抗がん剤投与（延命効果が一番期待できる）
ステロイド（延命3〜6ヶ月程度）
何もしない（1〜3ヶ月？）

と治療法により、延命出来る期間が変わります。

ペコは結果的には抗癌治療しか選択出来ませんでしたが、食欲が落ちてしまいリンパ腫にやられる前に体力的な問題も大きかったです。
慢性腎不全と違い食べてはいけないものは基本的になし、ただ糖質の多いものは癌の餌になってしまう為、なるべくタンパク質の多い食事を
と先生から勧められました。

鶏レバやお肉類など、栄養が取れるものを出してもなかなか食べてくれず。。。
こういう時の飼い主って、食べて欲しいから、とにかく無言で食べさせようとする。。。

けれど結局食べてくれず、元気だった頃の様に色々な事を話しかけながらあげると、食欲スイッチが入ってご飯を食べてくれました。
その時にふと気がついた事

何も喋らない飼い主に、威圧感を感じるのかも⁈
今までご飯をあげる時は、ただじっと見ているのではなく何か話しかけたり、美味しいね、お利口だね！
とか何気ない会話をしていたはず。
けれど、子供たちが病気になるとこの何気ない会話が出来なくなる。
きっと飼い主の食べて欲しいという必死感が子供達には重たかったのだろう。。。

可愛い子供たちが病気になると普通でいられなくなる。。。
そんな時に普通に、今まで通りにという事が分からなくなった。。。
そんな記憶が残っています。

きっとね、病気になっても、食欲がなくなっても今まで通りに接して欲しかったのだと
今になってみるともしかして、そうだったのかも?!
と思います。

難しいですよね。
子供が病気の時に平静でいる事って
きっとまた誰かが病気になってしまった時は、あの時の様に平静でいられないかもしれませんが
心の何処かにあの時に感じた、平静を保つという事を実行できたらと思います。

今日の乃音

今日は、森永製菓の鶴見工場内にあるエンゼルミュージアムへ行ってきました。
この時期、夏休みという事もあり予約が取るのが大変でした。
以前、キリンビールの工場見学は行った事があるのですが、製菓メーカーの工場見学は初めてでした。

帰りに工場内ショップでこんなものを買ってきました。