2023.02.15　発作と失神の違い?!

ペコが悪性リンパ腫と戦っていた頃先生から、

と言われて、てんかん発作の時に使う座薬を頂きました。
幸いと言うべきか、一度も使う事なく旅立って行きました。
癌などの病気でも病気の末期症状には、四足を硬直させる様な神経的な発作を伴う場合もあるそうです。

私が初めて発作を経験したのは、慢性腎不全闘病中だったポコの時
14歳11ヶ月　2019年1月の早朝　突然、奇声を発し体を硬直させて痙攣。
意識を失って倒れ、体をのけ反らせて突っ張りました。
四足は伸ばして固まって眼は見開き、口を開けて舌は出たままに・・・
呼吸もしておらず、失禁
最初に見た発作は、このまま死んでしまうのではないかと思うほど衝撃的なものでした。

発作は、四足の足を突っ張って倒れる
ほとんどの場合、意識を失う事が多くて、発作を起こしたばかりの頃は発作が回復するまでの時間はそう長くは掛かりませんでした。

けれど発作が多く起こる様になった頃は、一度発作を起こすとそのまま疲れて寝てしまい回復するまでに1時間ほど掛かる事もありました。

発作を起こした時は体が硬直しており意識はない。

もうポコの最後の発作から3年近く経っており、あの時の事が少しずつ記憶の彼方に忘れ掛けていました。
犬が倒れて足をピーンと伸ばすのは、てんかん発作だと思っていました。

そして失神ですが、私もどう言う状態が失神と言うのか？
私はワンコの失神が分からなかったので色々調べました。

すると、犬の肺高血圧症のブログがあり、読ませて頂くと・・・

肺高血圧の際に出やすい症状
眼振や痙攣が無いのに、いきなり悲鳴をあげ身体を突っ張らせて失禁や脱糞など。
 睡眠時に起きることも多いので悲鳴でかけつけるため、倒れる瞬間は見られないことが多い。
 
意識はあることがほとんど。
（意識を失う時は血流の低下による酸欠からの場合が多くその場合は悲鳴は無い。）
 
てんかんに比べて発作時間がかなり短い。
数十秒で治まることもある。
 
てんかん発作では少なくとも数分。
悲痛な悲鳴は激しい胸痛のため。
てんかんでは痙攣があり声は出ないことが多い。

犬のてんかんと間違われやすい肺高血圧症からの発作より

そうなんです！
ぶなぴーも足を突っ張っりぱたっと倒れたから、私はてんかん発作で倒れたと思っていました。
けれど倒れているのは、わずかな間で意識はしっかりしており、体はすぐに元に戻っていました。
これは肺高血圧から来る失神だった事に、今になって気が付きました。

病院で倒れた時も奇声を発し、急に脱力してすぐに元に戻りました。

てんかんとの違いは酸欠で起こる失神は、意識がしっかりしており回復が早い事。
倒れる時は足をバタバタしている時もあり突っ張って倒れた時も。。。
ほんの僅かな時間なので、体に触って硬直しているかは確認しませんでした。

あの時は、てんかん発作だと思っていたのは失神だったのだと。。。

そしててんかんの発作の場合は、発作を起こす前に予兆がある事が多いです。
何回もてんかんの発作を見ていると
あっ！　発作が起こる‼︎
という事が分かりました。

てんかん発作の場合は、予兆の段階でスマホを用意して倒れる所から起きる所まで動画を撮る事が出来ました。
けれど失神は、あっという間に倒れて回復も早い為、動画を撮るのはよほどの事がなければ撮れません。

もしかすると・・・、最初に倒れた去年の3月、シャンプー中に発作を起こしたと思っていたのは失神だったかもしれません。。。

先生がぶなぴーに心エコー検査をしましょう
とおっしゃって頂いたのは３回目の発作後
てんかんのお薬を飲ませ始め3日目に食欲が落ちてしまった為、先生にお薬を変えてもらう為に通院
自宅で呼吸が早くなる事を伝え、病院から帰って玄関に入れた時潰れた様に脱力してしまった事を伝えた時でした。

脱力して動けなくなってしまうのは心臓からの場合が多いと気づいて下さり、日を改め6日に心エコー検査をする事になりました。

血液検査では、心臓や肺の状態は分かりません。
レントゲンやエコー、そして必要に応じて心エコー
ぶなぴーの病気が分かった時は、すでに重度の状態で何もしてあげられませんでした。

飼い主が先生に伝える子供達の様子から、先生は色々な病気を推測をして、もしかするとこの検査が必要かも?!
と気づいてくれます。
自宅での様子を伝える事がいかに大切か、改めて感じた出来事でした。

もちろんT先生は臨床経験豊富な獣医循環器認定医の先生です。
私の拙い言葉の中から色々考えて下さったのだと思います。

今日はぶなぴーの初七日、もうそんなに経ってしまった事が信じられなくて、何も考えられないままあっという間に過ぎてしまった1週間でした。

若い頃から元気いっぱいだった怪獣ぶなぴー
最後の最後までピンピンコロリとあっという間に犬生を駆け抜けて行きました。

てんかん発作と失神の違い
意識があるか、ないか
回復までの時間が短ければ失神

私も初めて知りました！

今日はぶなぴーの初七日
ぶなぴーと一緒に過ごした毎日がもう遠い昔に感じます。
今日は、ぶなぴーが亡くなった時間に家にいるのが辛くて、乃音と一緒に散歩へ出かけました。

乃音といつも一緒に歩く緑道に大きな時計台がある公園があります。
ふと見上げるとぶなぴーがお空に上がった12時10分でした。。。

乃音はいつもの様に、途中で座ってストライキ・・・
しばらく座ったあと「ぶーちゃんが待っているから帰ろう〜！」と言うと、すんなり歩き始めました。

本当に何もしてあげられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ぶなぴーが良く日向ぼっこをしていたリビングの大きな窓

今日は、同じ場所で乃音が上を見上げ何かを探している様でした。
もしかすると乃音にはぶなぴーが見えるのかしら?!

私にはいつも一緒に寝ている、こんな姿が残っています。

亡くなるほんの少し前に酸素室から出て来て、庭へ出て・・・
良く寝ていたベッドに入り
我が家へ来た時に持って来た大好きなキノコハウスで穴掘りをして・・・

亡くなるほんの15分前に、こんな事が出来るパワーがどこに残っていたのだろうか。。。

ぶなぴーが大好きだった場所、良く遊んだ所で最後のお別れをして行ったのかな?!
本当に不思議な出来事でした。

ぶなぴーが亡くなってからまた横田僧侶の「ありがとう。また逢えるよね。 ペットロス 心の相談室」を読み返しています。

きっとぶなぴーは最初は娘が連れ帰って来た子だけれど、我が家へ来る事を知っていたのかもしれないね。。。
ペコポコ・ぶなぴー3匹で一緒に散歩へ行って、庭でポコと追いかけっこして、一人でいるより楽しかったよね！

きっと我が家に来て、幸せだったよね！
もっと一緒にいたかったよ。
ありがとうね！