通常であれば、来週金曜日の予約を取っていましたが
急きょ続けて発作を起こした為
「少し早く来院して下さい」と連絡を頂き、1週間早く病院へ行ってきました。
何時も病院へ向かう車の中
ポコが私の膝と助手席の間を行ったり来たり・・・
家を出てから病院へ着くまで、死にそうな声で鳴きどし・・・
先月通院時、あまりにも危なかったのでキャリーバックを買いました。
運転席と助手席の間のコンソールボックスの上にキャリーバックを置きました。
ちょうどハマってぴったりでした!
少し鳴いていましたが、暴れる事もなく
キャリーバックが落ちそになる事もなく
安全に安心して病院へ行かれました。
今日の検査項目
血液検査(CRE・BUN・PHOS・フィラリア)
こちらの方は、先月とほぼ同じで現状維持
CRE 2.7 → 2.7
BUN 34 → 33
PHOS 4.5 → 4.5
先生が心配されていた発作の方も
続けて2回ありましたが、あれ以来起こしていない為
投薬はせず経過観察となりました。
ただし、興奮状態になると
発作を起こしやすくなるので、なるべく刺激がない生活を心掛けるようにとの事でした。
そして今日一番先生に伺いたかった
脱水している時の状態を見分ける方法を伺いました。
一番確実な方法は、血液検査ですが、
犬の脱水状態について、先生が本を持ってこられて説明してくれました。
犬の脱水の目安
5% | 脱水を起こしているが外見からは見分けはつかない |
8% | 皮膚をつまんだ時に戻りが遅くなる (短毛種の事は、比較的見分けが出来るが ポコのような長毛種は皮膚の戻りの見分けは難しい。。。_) または、舌や歯肉・粘膜が乾いている。(重度の脱水症状である) |
12〜15% | 死に至らしめる |
5%の脱水状態では、犬の場合は血液検査をしなければ
見た目や検診だけでは、獣医師でも判断は難しいとの事。
この状態からみても、5%脱水を起こしてから8%脱水は、僅か3%の差しかありません。
この状態を血液検査をしない状態で見分けるのは、中々難しい。。。
犬の脱水を早く見つける方法は、体重を測る
これは、ベビースケールでg単位の体重が測れる物を使う。
一般的に一番簡単に脱水状態が分かる方法との事
ポコの場合、
点滴後の体重は250g体重が増え、身体に吸収されて行く為
体重測定をして脱水しているかを見分けるのは難しい。。。
もう一つは、点滴の間隔を一定(1日置き)にして血液検査、
2日置きにして血液検査の様に色々テストして状態を把握する
これは、病院へ連れていかないといけないので現実的ではない気がしました。
実は、なぜポコの脱水状態の把握をしたいかと言えば・・・
前回心臓の検査をして、中度の弁膜症と言われました。
投薬は、今まで1回/日フォルテコール(降圧剤)のみでしたが、
フォルテコール2回/日に増え
ベドメディン(強心剤)2回/日が処方されました。
今までも点滴前に浮腫の確認をして
1日半(36時間)毎に1回だったのが
1日(24時間)後には、浮腫がなくなっており
皮下点滴をした方が良いのか、
今まで通り1日半毎で良いのか、判断に迷いが生じました。
その事を先生に伺いたかった為でした。
先生と色々お話しした中で
今回ポコちゃんが血液検査をして腎臓の状態を確認しました。
先月同様、現状維持で推移しています。
僕が思うに、この3年間ポコちゃんの腎臓は悪いなりに現状維持で頑張ってきましたが、心臓は少しずつ悪くなっています。
今一番怖いのは肺水腫です。
万が一肺水腫になった場合、利尿剤を投与します。
利尿剤は身体から水分を排出する為、水で満たされていないと悪化する臓器
腎臓には負担が掛かります。
腎臓と心臓どちらを優先して考えるべきかを言えば
腎臓は、この3年間忍耐強く頑張ってきているので
ポコちゃんの場合は、心臓を優先して考えた方が良いと思います。
との事でした。
これが、先生から一番聞きたかった答えでした。
心臓も悪化している中で浮腫がないから点滴をすると、腎臓には良いとしても
心臓には負担が掛かる事になるからです。
そして、なぜ点滴の吸収が早くなったのかと言う事に付いては
先月から飲み始めた心臓のお薬ベドメディンが良く効いているのではとの事でした。
これからも、心臓と腎臓の状態のバランスを取りながら治療する事になります。
今日は、先月出来なかった爪切りをしてもらったので
マイボーム腺腫の切除と混合ワクチン接種は、来月に延期にしました。
これは、前に記載した通り色々な刺激が発作に繋がる恐れがある為
ポコに過度なストレスを掛けない事と、さしあたって緊急ではないとの理由からです。
私が何時も一番遅い時間で予約をする理由として
先生と色々なお話が出来る事です。
疑問に思った事を伺うと、先生は嫌な顔一つせずに納得が行くまで説明してくれます。
本当に感謝です。
今日も無事に過せた事に感謝
一緒にいてくれて、ありがとう!