2018.10.31先生と話した事

昨日は、小田さんのクリスタルボイスに癒されて
楽しい時間を過ごす事が出来ました。
「たしかなこと」を聴くうちに、色々な思いが頭をよぎり
涙が止まらなくなってしまいました。

一昨日、診察の前に先生から

ペコちゃんのリンパ腫の時は、
辛かったですか?

と聞かれました。

辛くないと言えば、嘘になりますね。
けれど、後悔はありませんでしたよ。

と。。。。

今先生の患者さんでリンパ腫の子がいるそうです。
家族が海外に赴任中で、
ワンちゃんと二人で留守を守っているとの事。
だから、一人でリンパ腫の子を看なくていけないそうです。

患者さんに一番良いアドバイスとは何なのか
何時もの葛藤しているそうです。

ガンと分かった時に
抗がん剤投与しながら、最後まで病気と戦って行くのか
ステロイでで対処療法をしながら看るのか。
治療はせずに、残された時間を濃密に過ごすのか。

選択肢は色々あるけれど、
その方にとって、一番何を勧めてあげたら良いのか
いつも迷うそうです。

そして、もし抗がん剤を投与しながら
治療をするとすれば、どの抗がん剤から始めようかと。。。

リンパ腫の場合は、uw25プロトコールと言う
最初の2ヶ月は毎週、その後4ヶ月は1回/2週の抗がん剤を投与
この6ヶ月間を1クールと呼びます。

投与する抗がん剤も順番が決まっており(例外あり)
一番最初は、副作用の少ないアスパラキナーゼ(たぶん)を投与します。

そして、教科書の隅の方に、副作用で急性膵炎になる場合がある。
と記載があるそうですが
ペコは、抗がん剤の副作用で急性膵炎になってしまいました。

腫瘍認定獣医師1種の村上先生でも
副作用で、膵炎になった子を一度もみた事がなかったそうです。

・・・ペコは、副作用との戦いでした。
しかし、こればかりは投与してみないと分からない。
ペコは何時も教科書通りに行かなくて
先生がそのつど手作りの治療をしてくれました。

きっと、どんな治療を選択しても後悔は残るかもしれないし
どれも間違っていない。
正しい選択だと思っています。

結局は、飼主がどうしたいか?!
なのかもしれません。
ただ、一人で戦うには荷が重い!
24時間戦うには、大変な事だと思います。

わが家の場合は、主人がいたし
病院でずいぶん預かってもらいました。
朝病院へ預けて、夜お迎えに行く事も多かったので
一人で家に置いておくより安心出来たし
何より先生のいる病院にいる事が安心でした。

病気と闘うには、休養も必要です。
と先生にお話しさせて頂きました。

わが家の場合は、抗がん治療をするか?
と言う選択肢はなく
daiになってしまった事で、抗がん剤治療をせざる終えない状況でした。

色々な事があったけれど
辛くなかったとは言えないけれど
出来るだけの事をしてあげたと思っています。

どんな治療を選んだとしても
飼主さんが、これで良かったんだ。
と思える事。
これが一番だと思います。

先生も職業とはいえ、何時も病気の患者さんを診ているから
一緒に感情移入して心を痛めるそうです。

わが家も近い将来
また帰り支度を始めた子を
見送らなくては行けません。。。

切ないですね。。。


小田さんのたしかなことの歌詞の

・・・
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふてた日々の中で君を  
今の気持ちのままでみつめていること  
・・・

今愛犬と一緒にいられることの幸せを噛みしめて
今日も元気に過せたことに感謝
何時も何時も一緒にいてくれてありがとう

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