呼吸器の病気

呼吸器の病気

短頭種気道症候群

短頭種(ブルドッグ・フレブル・パグ・シーズー・ペキニーズなど)の病気。
原因は、鼻の穴が小さい事で生まれつき、遺伝性のもの。
これは、鼻の潰れた短頭種に多く鼻腔狭窄(鼻穴が小さい)事から咽頭が圧迫された時に出る音。

興奮状態が続く時運動量が増して、呼吸が激しくなるとこの様な音がします。

・1番の予防は、雑音が聞こえるような運動や興奮状態を避ける事。
・ 症状がひどくなる前に、鼻腔を大きくする手術をする。
・ 普段の生活に障害が出てから手術する。

先に手術する場合

鼻の穴を大きくする手術は見た目(お顔の表情)も変わります。
手術の方法は何種類かあり、なるべく見た目は変わらない様に鼻腔内部の皮膚を切除して鼻の穴を広げる。
鼻腔表面を切除して空気の通りをよくする手術。

生活に障害が出てから手術

この場合は、鼻の穴だけじゃなく咽頭虚脱も一緒になっていると思うので虚脱部分も切除する。
この病気は、喉頭室外反、喉頭虚脱、気管虚脱と言うように、順を追って重症化するリスクがある。

喉頭室外反
激しい運動をした後や興奮状態の時は、呼吸が荒くなり鼻の穴の小さい(呼吸する事が困難な子)は、呼吸をする度に咽頭部分に負荷が掛かり、皮膚も吸引された状態になる

喉頭虚脱
咽頭室外板の状態を繰り返す事により咽頭の皮膚が伸びてしまい、咽頭が虚脱する。
虚脱した皮膚は喉を塞ぎ呼吸困難になる事から咽頭の皮膚の一部を切除する手術が必要になる。

気管虚脱
もっと重症化すると虚脱した皮膚は、気管の皮膚も伸びた状態になってしまう。

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